SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2007

新しい映像制作スタイル、Dシネマ（デジタルシネマ）にフォーカスした映画祭

デジタルツールによって、クリエイターの表現は年齢や経験、国境をも越え、新しい広がりを見せると同時に、様々なビジネスチャンスも生まれています。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、フィルムを使用せず、デジタルで撮影・制作された作品のみにフォーカスした国際コンペティション映画祭です。
世界中から、エンターテインメント性とデジタルの新たな表現の可能性を感じる作品を公募し、次代を担うクリエイターを発掘することにより、新しい映像産業の発展に寄与することを目的に、2004年から毎年開催しています。
メイン部門である「コンペティション部門」は、長編部門と短編部門があり、長編部門は広く海外からも公募し、短編部門は第2回映画祭より、日本のクリエイター支援を目指し、国内作品に限定しています。
長編部門の審査員は、世界の映画業界の第一線で活躍されている方々で構成され、短編部門は、映画・テレビ・CM等で活躍中の高嶋政伸氏が審査委員長を務め、「映画祭を応援する川口市民の会」から選出された方々と共に審査するという、ユニークな部門です。
第一次審査を経てノミネートされた作品は、映画祭期間中に審査され、最終日に、最優秀作品賞、監督賞、技術賞などの各賞が発表されます。
副賞賞金総額は、長編部門は、ソニーDシネマアワードとして1500万円、短編部門は、川口市民賞として200万円が授与されます。
全作品は、４Ｋデジタルシネマプロジェクターにて最高クラスの上映環境でお届けします。
また期間中には、審査員や作品関係者をはじめ、世界各国からゲストが参加し、観客の皆様との交流も図っています。
チャレンジ精神に溢れたクリエイターの方々がこの映画祭をきっかけにビジネスチャンスを掴み、世界に羽ばたいていくことを願っています。

コンペティション部門　最優秀作品賞　歴代受賞作品（各肩書は、当時）

第1回映画祭（2004年）	長編部門『ウィルバー・ウォンツ・トゥ・キル・ヒムセルフ(原題)』(デンマーク)　 監督：ロネ・シェルフィグ 副賞：ソニーＤシネマアワード　1,000万円 短編部門『クラスメイト（原題）』(スウェーデン) 監督：ビョルン・カールストロム/ステファン・トウンベリィ 副賞：ソニーＤシネマアワード　100万円 審査委員長：ジェイムズ・ハインドマン（AFI共同理事兼最高経営執行者（COO） 審査委員：トーマス・ホウ（アーツ・アライアンス・アドヴァイザーズ・マネージング・パートナー）、ウォン・ホンハイ（北京電影学院アートディレクション学部長）、中谷日出（ＮＨＫ解説委員）、椎井友紀子（プロデューサー） 特別上映部門（川口市民賞） 『人形芸人　Don’t & Not』（日本） 監督：舩引亜樹 川口市民賞　100万円 ※他賞につきましては、こちらをご覧ください。
第2回映画祭（2005年）	長編部門（2作品同点） 『ミー・アンド・ユー・アンド・エブリワン・ウィ・ノウ（原題）』（アメリカ） （日本公開題名:『君とボクの虹色の世界） 監督：ミランダ・ジュライ 『ブラザーズ』（デンマーク） 監督：スサネ・ビア 副賞：ソニーＤシネマアワード　各500万円 審査委員長：チャールズ・エス・シュワルツ（エンターテインメント・テクノロジーセンター、CEO） 審査委員：ピトフ（監督）、フォ・ジェンチィ（監督）、枡井省志（プロデューサー/（株）アルタミラピクチャーズ代表取締役） 短編部門『珈琲とミルク』 監督：熊坂出 副賞：川口市民賞　100万円 審査委員長：高嶋政伸（俳優） 審査委員：「映画祭を応援する川口市民の会」 ※他賞につきましては、こちらをご覧ください。
第3回映画祭（2006年）	長編部門『契約』（中国） 監督：ルゥ・シュエチャン 副賞：ソニーＤシネマアワード　1,000万円 審査委員長：リチャード・ジョブソン（プロデューサー/脚本家/監督） 審査委員：ロバート・アラン・アッカーマン（演出家/監督）、奈良橋陽子（演出家/作詞家/キャスティングディレクター）、李鳳宇（プロデューサー/シネカノン代表） 短編部門　最優秀作品賞なし 奨励賞3賞 『tough guy!2005』（監督：岸本真太郎） 『花筵』（監督：吉村真悟） 『愛の矢車菊』（監督：樋渡麻実子） 副賞：川口市民賞　各50万円 審査委員長：高嶋政伸（俳優） 審査委員：「映画祭を応援する川口市民の会」 ※他賞につきましては、こちらをご覧ください。