プログラム
短編コンペティション部門
短編コンペティション部門では、国内の映像クリエイターを支援することを目的に、デジタルで撮影・編集 された60分未満の作品を公募しました。281作品の中からノミネート審査を経た11作品を上映します。
短編コンペティション部門賞構成
最優秀作品賞 |
主催者賞:賞状、トロフィーの授与 |
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奨励賞:2作品 |
主催者賞:賞状、トロフィーの授与 |
※川口市民賞:川口市民により設立された「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭を応援する市民の会」が、優れた国内映画制作者を顕彰するために創設した賞。
ノミネート作品(11作品)
(凡例)日本語タイトル/英語タイトル(製作年/上映分数)ブランコ
Swing
2009年/48分
短編1プログラム
7月11日[土]10:30
7月17日[金]14:30
© FUJITA minehito PRESENTS
とある公園の森の中にたたずむ不思議な白いブランコ、それは迷宮への入口?
男と女は、お互いの心を深く知りたいと思っている。それぞれの真実を知りたいだけなのに同じ時を過ごすほど、「すこしはなれて たがいちがいに ゆれて」しまう。これは、ブランコに座る男女三組の物語。
- 監督:
- 藤田峰人
- 出演:
- 辻香緒里、矢柴俊博、河井青葉
監督プロフィール
CM制作会社退社後15年間フリーランスのCMディレクターとして現在に至る。今回がショートフィルム初作品。本作で製作、脚本、監督を担当。
太陽の石
A Stone of the Sun
2008年/13分
短編1プログラム
7月11日[土]10:30
7月17日[金]14:30
© KIYOSHI ENDO
画面全体をシルエットで構成し、幻想的美しさで描く哀しい少年の物語。
少年は光り輝くビー玉を見つけ、少女のものと知りながらも持ち去ってしまう。ビー玉で右手をキツネのようにして遊ぶ少年は、ある女性と出会って折りヅルをもらうが・・・。
- 監督:
- 遠藤潔司
- 出演:
- 高岩彩、河南花奈、竹上千晴
監督プロフィール
1985年生まれ 福岡県出身。高校卒業後、TOHOシネマズ トリアス久山で映写技師として2年間働きながら学費・生活費を貯め、東京の映画学校に入学。TOHOシネマズ 六本木ヒルズで映写技師を3年間続けながら映画制作を学ぶ。
アフロにした、暁には
Becoming an AFRO, Then …
2009年/24分
短編1プログラム
7月11日[土]10:30
7月17日[金]14:30
どこまでもシュールな現代のコメディ!
「アフロにしたら似合うんじゃない?」ニー子に言われて、雄大は髪を伸ばし続けている。彼女とは、恋人同士ではない。でもセックスはする。アフロにしたら告白しよう・・・そう決めていた雄大だが・・・!
- 監督:
- 藤村享平
- 出演:
- 柄本時生、安野遥、江口のりこ
監督プロフィール
1983年石川県出身。日本映画学校卒業。函館港イルミナシオン映画祭 第11回シナリオ大賞で、函館市長賞(グランプリ)受賞。昨年、卒業制作を再編集した 「どん底の二歩くらい手前」がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008で上映され、今年で二年連続のノミネートとなる。
米粒の神さま
God in a Grain of Rice
2008年/6分
短編2プログラム
7月13日[月]14:30
7月19日[日]10:30
© 2008 KAZUTAKA SHIMIZU All Rights Reserved.
日常のちょっとした出来事にもある、幸せの瞬間!
新婚の二人。毎朝、奥さんは旦那さんにご飯を炊き、自分にパンを焼く。ある朝、旦那さんは結婚以来思っていた事を切りだす。「家族は同じ物を食べるべきなんじゃない?」この一言がちょっとした諍いに…。
- 監督:
- 清水和貴
- 出演:
- 須田邦裕、田中美甫
監督プロフィール
1979年生まれ。日本大学藝術学部映画学科監督コース卒業。大学在学中に制作した短編『銭湯物語』『ラムネにまつわるエトセトラ』は、国内外の多数の映画祭で上映される。現在は母校の助手として勤務する傍ら映画制作を行っている。
電信柱エレミの恋
Elemi
2009年/46分
短編2プログラム
7月13日[月]14:30
7月19日[日]10:30
© SOVAT THEATER
人間に恋をしてしまった電信柱のエレミ、その思いは届くのか…。
電信柱のエレミは、電力会社のタカハシという男性に興味を持ち、人間のフリをして電話をかけてしまう。それは電信柱の世界では絶対に許されない行為。エレミは電信柱会議にかけられてしまう。
- 監督:
- 中田秀人
- 出演:
- 奥村知子、渡辺一志、工藤恭造
監督プロフィール
1972年兵庫県出身。1997年に制作チームのソバットシアターを結成し、短編人形アニメーション作品「オートマミー」を発表。造形物を立体作品として展示するなど、映像以外の角度からのアプローチも意識して活動を続けている。
ぐるぐるまわる
Neverland
2008年/28分
短編2プログラム
7月13日[月]14:30
7月19日[日]10:30
© NEKOME FILM
亡くなった幼馴染みの部屋で次々に起こる不思議な出来事。果たして…。
ピーターパンに憧れていたイノルの四十九日。幼馴染みのハルとタケルは、屋根裏にあるイノルの部屋「ネバーランド」を訪れ、昔を懐かしんでいた。が、本の奥にはひっそりたたずむクマのぬいぐるみが・・・。
- 監督:
- 片岡 翔
- 出演:
- 福住咲希、内藤龍史、川村悠椰
監督プロフィール
札幌出身。2007年、短篇.jp製作『いちおくまんえん』を監督し、その後も短編を中心に製作。「SHORTSHORTS FILM FESTIVAL & ASIA」に08、09年と連続入選。また、京都府主催「若手育成ラボ」にて短編時代劇『象煮』を監督する。
It's All in the Fingers
It's All in the Fingers
2009年/10分
短編3プログラム
7月12日[日]13:30
7月16日[木]11:30
ポーランド国立映画大学卒業の監督が放つ、アイロニー3連打!
巨大な「指」が襲ってきた!そんな頃、ホワイトハウスではブッシュ大統領が見つかりもしない大量破壊兵器についての声明を発表していた…。
- 監督:
- 石川 慶
- 出演:
- ヴィンツェント・ヴァルチャック、ドロタ・キエコヴィチュ・スシュカ、ピオトリ・ペツィナ
監督プロフィール
東北大学卒業後、ロマン・ポランスキーらを輩出してきたポーランド国立映画大学で演出を学ぶ。短編を中心に、世界30以上の国際映画祭に出品。受賞歴も多い。2007年にはフィルムセンターでポーランド短篇映画選を企画、実施。平成19年度文化庁新進芸術家海外研修制度、映画監督部門研修生。
遺品整理屋 未来堂
Disposing Your Relic ~Mirai-do~
2008年/59分
短編3プログラム
7月12日[日]13:30
7月16日[木]11:30
© オキナワジェット
少しおかしな遺品整理屋の面々が織り成す、ハートフルコメディ。
遺族に代わり、遺品の整理と廃棄を請け負う“遺品整理屋”。そこに舞い込んできたある依頼。単純な仕事のはずが遺品を整理していくうちに故人のすべてが明らかになってくる。
- 監督:
- 土田豪介
- 出演:
- 知念臣一郎、多和田真騎、マシュー・アンダーソン、大嶺秀平
監督プロフィール
1996年より在京の制作会社に所属し、テレビドラマを中心にカメラマンを担当。2006年に退社し沖縄に移住後は、プロカメラマンとして10年間に渡りTV業界の最前線で活躍した経験を生かし、監督として自主映画の撮影を精力的に行っている。
つるかめのように
Last Morning
2008年/14分
短編3プログラム
7月12日[日]13:30
7月16日[木]11:30
© 2008 Color Clips
いつも心にある、家族との愛しい風景。
高校入学の朝を迎えた歩。朝食を作る母にカメラをかまえる父。食卓には母お手製の”不恰好な卵焼き”。そして、母が決めたへんてこな食事の号令。ただひとつ、いつもとは何かが違った。
- 監督:
- 手塚 悟
- 出演:
- 石津悠、天田光子、中田顕史郎
監督プロフィール
1983年山梨県南アルプス市出身。小学校高学年の頃から、同級生と自主映画の制作をはじめる。大学、ENBUゼミナールで映像を学び、2008年 第6回NHKミニミニ映像大賞に『サミット ニュース篇』がノミネートされた。
ミリモ・センチモ
Mm mo Cm mo
2008年/50分
短編4プログラム
7月15日[水]10:30
7月19日[日]17:00
離婚して別れて暮らす父と息子。二人の心の交流を温かく描く。
会社をクビになった家長は、離れて暮らす息子・清人の姿を、偶然街頭ビジョンに見つけ、田舎に帰ることにする。しかし清人には既に新しい父親が!それでも息子のためにとマラソン計測の手伝いを決意するが…。
- 監督:
- 耳井啓明
- 出演:
- かねちくけんじ、安達勇人、福田英史
監督プロフィール
1984年、鳥取県生まれ。専門学校名古屋ビジュアルアーツにて映画製作を学び、自主制作映画を撮り始める。その後東京を拠点に活動する映画団体SAIROを結成し、現在は月に1本製作中。
金魚
Goldfish
2009年/29分
短編4プログラム
7月15日[水]10:30
7月19日[日]17:00
© Kiss and Ride System
少女と少年の、ひと夏のせつない思い出…。
明日から夏休みが始まるという午後、校庭で半ズボン姿の少女が誰かを待っている。やがて一人の少年がやってくると2人は誰もいない学校に忍び込んで遊び回る。しかし少年はどうも浮かない顔をしていた。
- 監督:
- 岡田 茂
- 出演:
- 鶴ヶ崎笑香、濱田 翔
監督プロフィール
1975年生まれ。自主制作作品に、「某日快晴ワレ告白セリ」、「月がとっても青いから」がある。現在、映像制作の現場で企画・脚本・構成・ディレクターとして働いている。