2010年7月29日
矢沢永吉ドキュメンタリー『E. YAZAWA ROCK』上映
増田久雄監督×襟川クロ トークショーには俳優・高橋和也氏も飛び入り
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の7日目。SKIPシティ・セレクションとして、本映画祭の国際審査委員長である増田久雄監督・製作作品『E. YAZAWA ROCK』が上映された。
60歳を目前に控え、武道館での100回ライヴに挑む矢沢永吉にカメラが密着し、レコーディングやリハーサル風景、そして本音で語るインタビューの映像などを通して、その生き様や魅力に迫ったドキュメンタリー作品だ。上映後には、増田さんと本映画祭短編部門審査員でもある映画パーソナリティーの襟川クロさんを招いたトークショーが開かれた。
「30年前、30歳だった永ちゃんと『矢沢永吉 RUN & RUN』というドキュメンタリー映画を作りました。それ以来ほとんど付き合いもなかったんですが、3年前に何となく会って一緒に映画を見直して、今の格好いい永ちゃんを撮りたいと思ったんです」と増田監督。
映画には「よくこんな映像を使わせてくれましたねと言われる」と監督が明かすほど赤裸々な発言や素顔が収められている。「信頼関係があるからこそ、あそこまでのスッピン矢沢を引き出せたんですね」と襟川さん。
上映会場の客席には、矢沢永吉の大ファンだという俳優の高橋和也さんの姿も。増田監督がプロデュースした『ロックよ、静かに流れよ』で映画デビューした高橋さんは飛び入りでトークに参加し、「『ロックよ―』では、思い切り矢沢さんを意識してオールバックにしているんですよ」と、撮影当時の秘話も語ってくれた。