国際コンペティション

国内コンペティション 長編部門

国内コンペティション 短編部門

オープニング上映

15周年特別企画「飛翔する監督たち from SAITAMA」

15周年特別企画「名匠たちの軌跡」

15周年特別企画「怪盗グルーシリーズ一挙上映」

バリアフリー上映

ニュース

【デイリーニュース】 vol.19 『あの木が邪魔で』ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン監督 グリマール・ヨンソン プロデューサー Q&A

隣人の理不尽なクレームからトラブルがエスカレートするブラックコメディ

(左から)『あの木が邪魔で』のハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン監督、グリマール・ヨンソン プロデューサー

 

国際コンペティション部門出品作の『あの木が邪魔で』は、庭の木が隣家のデッキに影を落とすという些細なことが原因で、ご近所トラブルがエスカレートするブラックなホームドラマだ。本映画祭での上映がジャパン・プレミアとなった。

 

元カノとのセックス映像を見ていたところを妻に目撃され、家を追い出されたグラフィックデザイナーのアトリ。仕方なく実家に転がり込むと、老いた両親は、隣家から「庭の木のせいで自分の家のデッキが陰る」とクレームを受けていた。そんな最中、飼い猫が姿を消す。母親は隣人の仕業ではないかと疑い始め、トラブルはどんどん大きくなっていく……。

 

本作は、2017年のヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門でワールド・プレミアされた後、世界中の映画祭で多数受賞。ブラック・コメディとして売り出された本国アイスランドでは、同国のアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む7部門で賞に輝き、米アカデミー賞外国語映画賞代表作品にも選ばれた。

 

監督はレイキャビック出身で、米コロンビア大学で学び、2012年にヴァラエティ紙で「最も期待される10人のヨーロッパの監督」として紹介された新鋭ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン。「木をめぐる隣人トラブルの事件が実際にあって、それをヒントにしましたが、ストーリー自体はまったくのオリジナルです」と監督。

 

日本でも昨今、近隣トラブルがニュースになっていることから、観客からは「面白く見ました。ブラック・コメディなのかなと思って見始めると、最後の方は怖かった」との感想が出ると、「この夫婦は中の上くらいの生活レベルで、根本的な問題はないんです。むしろ、自ら問題を起こしている。これはアイスランドでの話ですが、どこでも起こりうる普遍的な話。戦争だって、そうだと思うんです。そういったことも意識しています。僕なりの反戦映画です」と話した。

 

映画は、アイスランドを始め、デンマーク、ポーランド、ドイツとの合作。グリマール・ヨンソン プロデューサーは、「ヨーロッパの映画製作ではよくある形です。アイスランドでは政府からの多額の援助があるのですが、ほかの国からもできるだけ出資を求めて、撮影に入りたかったのです。撮影監督はポーランド人ですし、ポストプロダクションはデンマークで行うなど優秀な人材を集めました」と明かした。

 

2人は次回作でもタッグを組むそうで、ヨンソン プロデューサーは、「飛行機恐怖症をテーマにしたロマンティック・コメディですが、サイコスリラーの要素もあります」と話していた。

 

あの木が邪魔で』は次回、7月20日(金)21時からMOVIX川口、7月21日(土)17時30分から映像ホールで上映される。21日の回には上映後にQ&Aも行われ、シーグルズソン監督&ヨンソン プロデューサーが再登壇する予定。


サイトマップ

ニュース
・ニュース一覧
・デイリーニュース
映画祭について
・開催概要
・賞構成
・本年度審査員
・ディレクターメッセージ
・アーカイブ
上映作品
・上映作品一覧
・国際コンペティション
・国内コンペティション 長編部門
・国内コンペティション 短編部門
・オープニング上映
・15周年特別企画
「飛翔する監督たち from SAITAMA」
・15周年特別企画
「名匠たちの軌跡」
・15周年特別企画
「怪盗グルーシリーズ一挙上映」
・バリアフリー上映
企画·イベント
・SKIPシティ夏祭り
スケジュール
・タイムテーブル
・来場ゲスト情報
チケットグッズ
映画祭ガイドPDFダウンロード
アクセス
・アクセスマップ
・会場案内図
プレス・業界関係者の皆様へ
・プレスリリース
・プレスの皆様へ
・映像業界関連の皆様へ
サイトについて
・プライバシー・ポリシー
・お問い合わせ
関連リンク
・SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
・映像ミュージアム
・SKIPシティチャンネル
 
TOP