国際コンペティション
あの木が邪魔で/Under the Tree◊ジャパン・プレミア◊
7.17(火) 14:00
7.20(金) 21:00
7.21(土) 17:30
<2017年/アイスランド、デンマーク、ポーランド、ドイツ/89分>
庭の木の影のために、両隣の二家族が
対立を深めてゆく、ブラックなホームドラマ。
妻から家を追い出されたアトリが実家に転がり込むと、両親は隣家から、庭の木のせいで自分たちの家のデッキが陰るとクレームを受けていた。そんな矢先、実家で飼っている猫が姿を消してしまい…。
監督:ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン
出演:ステインソウル・フロアル・ステインソウルソン、エッダ・ビヨルグヴィンズドッテル、シグルズール・シーグルヨンソン、ラウラ・ヨハナ・ヨンズドッテル、ソウルステイン・バックマン、セルマ・ビヨルンズドッテル、ドーラ・ヨハンズドッテル、シグリズール・シグルパウルズドッテル・シュケーヴィング
<解説>
庭の木の影という些細な原因が発端で、ご近所トラブルがどんどんエスカレートしてしまうという、そのまま日本にも置き換えられる現代的なテーマの作品を監督したのは、ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン。長編デビュー作『Either Way』(11)は、サン・セバスチャン国際映画祭新人監督コンペティション部門などで上映され、アメリカでは、ベルリン国際映画祭で監督賞を受賞したデビッド・ゴードン・グリーン監督により『セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅』(13)としてリメイクもされた。本作は、2017年のヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門でワールド・プレミアされた後、世界中の映画祭で多数受賞、本国ではアイスランド・アカデミー賞(Edda Awards)で作品賞、監督賞を含む7部門で受賞。米アカデミー賞外国語映画賞アイスランド代表にも選ばれた。
監督:ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン
1978年、レイキャビック生まれ。アメリカのコロンビア大学を卒業。初の長編作品『Either Way』(11)は世界の国際映画祭で上映され、アメリカで『セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅』(13)としてリメイクされた。2012年にヴァラエティ紙で「最も期待される10人のヨーロッパの監督」として紹介された。