国際コンペティション

私たちのストライキ
Striking the Palace

上映日時
7/15(月・祝)17:30 多目的ホール
7/18(木)13:30 映像ホール
Asian Premiere

本作は作品権利上の都合により、オンラインでの視聴はございません。

パリ最高位ホテル客室係がストライキ!
劣悪な労働環境改善にファッションで挑む!

  【デイリーニュース】Vol.13『私たちのストライキ』ネシム・チカムイ監督 Q&A
監督が見せたかった、闘いは必ず報われるということ

©2024 ALBERTINE PRODUCTIONS – PRIMA VISTA FILMS - LE PACTE - FRANCE 3 CINEMA

監督:ネシム・チカムイ

2024年 / フランス / 87分

 

20歳のエヴァは、フランスホテル業界格付け最高位の称号「パラス」を持つ高級ホテルの客室係チームに加わる。サフィアトゥ、アイサタ、ヴィオレット、シモーヌと、異なる年齢、背景を持つメンバーと共に働きながら、劣悪な労働環境の現実に直面していく。一晩の宿泊代は、彼女たちの年棒にも匹敵する。求められる高い水準を維持するため、不眠不休で働くその姿は、決して宿泊客に見せてはならない。不可視の存在であることを求められる彼女たちの多くはホテルに直接雇用されているわけではなく、下請け業者に雇われている。より良い労働条件を得るために、下請け業者と闘いストライキを行う中、彼女たちはホテルの前で自分たちの「ファッション・ウィーク」を開催するというカラフルなアイデアを思いつく!脚本家として活躍してきたネシム・チカムイが、監督として2作目となる本作で、フランスだけでなく世界中の労働者が共感できる社会派コメディを見事に作り上げた。


監督:ネシム・チカムイ

監督:ネシム・チカムイ

1982年生まれ、ヴィニュー育ち。常に映画への情熱を持ち続け、映画『The Tuche Family』(11)脚本家の一人フィリップ・メッヘレンと出会う。彼に勧められ執筆した最初の脚本が評判を呼び『The Tuche Family』2(16)、3(18) 、4(21)の脚本家チームへ参加を要請される。プロデューサーのマチュー・タロと出会い映画『PLACÉS』で39歳にして初監督を務める。本作はマチューと共に取り組む二作目となる。

メッセージ

本作の貴映画祭への選出に感謝申し上げます。大変な名誉でありとても貴重な評価です。本作は、その存在自体が既に、身体的な消耗や劣悪な労働環境に負けず、笑顔を絶やさず、掃除をし、ゴミを拾い、洗い物をしている人たちの認知度を高めるための勝利でありますが、海外での上映の機会は、更に喜ばしく、この有難い機会に、観客の皆様と本作を共有できることを大変楽しみにしております。改めて、今回の選出と新進映画作家への継続的な支援に感謝申し上げます。


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