国内コンペティション 長編部門
折にふれて
The Midnight Sun
- 上映日時
- 7/16(火)16:50 多目的ホール
- 7/20(土)13:30 映像ホール
- 配信日時
- 7/20(土)10:00 ~ 7/24(水)23:00
鯨の声に導かれ、引きこもりの兄と再び出会う、もう一つの町で
【インタビュー】『折にふれて』村田陽奈監督
【デイリーニュース】Vol.17『折にふれて』村田陽奈監督、浅野楓季、細井 春平 Q&A
9人の力を結集させて作った卒業制作「ありえないと思うことは現実にも起きる」
©村田組2023
監督:村田陽奈
出演:本田朝希子、豊山紗希、水上竜士、細井春平、寺田智彦、大城ひなた
2024年 / 日本 / 80分
一人暮らしをすることになった、ふみ。おせっかいな父と、10年間部屋に閉じこもったままの兄むっちゃんを残していくことが気がかりだ。ある日、ふみは日の沈まない不思議な町に迷い込み、むっちゃんと邂逅する。ふみに過剰に世話を焼く父と徐々に透明な存在となっていく兄。息苦しい日常と兄と一緒に目いっぱい笑った夏の日々が、ふみの視界で交錯する。本作が初長編となる監督の村田陽奈は、画面のサイズを自在に切り替え、ふみをとりまく世界を繊細に描き出した。小道具として刺繍が効果的に使われ、ふみ役の本田朝希子と兄むっちゃん役の豊山紗希のみずみずしい演技とともに、幻想的な空間にリアリティを与えている。本映画祭での上映がワールドプレミアとなる。
監督:村田陽奈
2002年大阪府生まれ。京都芸術大学映画学科出身。大学1年〜2年次にかけてはじめて制作した『水魚の交わり』(Water&Fish)(21)がSSFF&ASIA2022のジャパン部門に入選。2022年6月にオンラインサイトと、東京での特設会場(表参道ヒルズスペースO)にて公開された。撮影で参加した『あじのり』(Ajinori)(23/直井陽監督)ではおいしい映画祭2023学生コンペティション部門で優秀賞・企業賞・観客賞を受賞し、名古屋ミッドランドスクエアにて上映された。
メッセージ
大学の卒業制作として9人の仲間たちと手触りを大切に、愛を込めてつくりました。あこがれていた光栄な場でみなさまと巡りあえたことを嬉しく思っております。「折にふれて」この映画が思い出される場所となりますように。