国内コンペティション 短編部門
Loudness
Loudness
- 上映日時
- 7/15(月・祝)13:20 映像ホール
- 7/18(木)10:30 多目的ホール
- 配信日時
- 7/20(土)10:00 ~ 7/24(水)23:00
台詞なし。耳を澄ませて見届けてほしい
一刀入魂の殺陣で魅せるチャンバラ時代劇
【デイリーニュース】Vol.10「短編①」『相談』『Loudness』『立てば転ぶ』『チューリップちゃん』Q&A
それぞれの思いを詰め込んだ多彩なジャンルの4作品
©2024 Loudness
監督:地曵豪
出演:脇坂昌宏、巽よしこ、地曵豪
2024年 / 日本 / 22分
時は元禄。越後長岡藩の寒村に、肩を寄せ合い生きる夫婦がいた。男は越後の荒れ果てた大地を耕し、妻は男の帰りを待ちながら食事の支度をする。単調で代り映えのない幸せな日々。そんな日々が、ある日唐突に終わりを告げる。守るべき幸せを奪われた男は、かつての自分に戻ることを決意するのだった…。俳優として活躍する地曵豪が、初監督として挑むのはチャンバラ時代劇。台詞はなく、大地を耕す音、菜を刻み、米を研ぎ、煮炊きする音など、暮らしの音をしっかりと聞かせる本作のタイトルは『Loudness』。慎ましくも幸せな営みを奪われた男の悲しみと激情を、一刀入魂の殺陣で魅せる。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。
監督:地曵豪
1976年まれ、東京都出身。シンガポール、ニューヨークにて幼少期を過ごす。中学時代に劇団若草に入団。その後、円・演劇研究所にて演劇を学ぶ。現在は俳優・ナレーターとして活動中。『Loudness』が監督デビュー作である。
メッセージ
私が中学生のころ、日本にはまだチャンバラ時代劇がたくさん残っていました。でも気がつくと、あんなにもたくさんあった時代劇は消えて、越前様も金さんも黄門様も吉宗も平四郎も主水も長七郎も皆どこかに行って、そのまま帰ってきませんでした。その今ではほとんど見なくなった日本のチャンバラ時代劇を、日本の美しい自然を背景に撮ってみたい。ある日突然そう思ったのです。