国内コンペティション 短編部門
松坂さん
Matsuzaka-san
- 上映日時
- 7/15(月・祝)16:40 映像ホール
- 7/18(木)14:00 多目的ホール
- 配信日時
- 7/20(土)10:00 ~ 7/24(水)23:00
妄想する男と妄想される女、ぎこちなくスローなラブストーリー
【デイリーニュース】Vol.12「短編②」『だんご』『松坂さん』『私を見て』『はなとこと』Q&A
監督や俳優、スタッフのなにかを変えた4作品
©2023映画美学校
監督:畔柳太陽
出演:佐竹大樹、竹内かりん、谷田部美咲、川野邉修一、荒井典子、矢部博子、松本大志
2024年 / 日本 / 40分
木嶋は、夜の高校のグラウンドでトンボをかける女性の映画を撮ろうと考えているが、脚本が進まずにいる。ある日、新しくバイト先にやってきた松坂という女性に木嶋は心を惹かれ、彼女に当て書きしようと試みる。人付き合いの苦手な者同士がぎこちなく交わす言葉に、監督・脚本・編集を担った畔柳太陽の感性が光る。前作『キックボード』(21)における「キックボードに乗る女性」は、本作では「グラウンドでトンボをかける女性」に引き継がれ、主人公にインスピレーションを与える存在となっている。夜のグラウンドの薄明りの下、松坂と木嶋がトンボをかけるそのリズミカルな足音が二人の関係と見事にシンクロし、映画に独特のダイナミズムを生み出している。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。
監督:畔柳太陽
1998年生まれ。映画美学校フィクション・コース第24期高等科修了生。2021年、初等科修了制作作品の『キックボード』がセレクション作品として選出され、アテネ・フランセ文化センターにて上映される。
メッセージ
この人はどんな人だろう、と思ったときに、名札を見ると安心するのは、名前というのが、僕らそれぞれが持つ一つの答えだからだと思うのですが、名前を知っただけで相手を知った気になってしまうのはおかしな話です。あなたのことを知りたいと、自分のことを知ってほしいと、次こそは言うぞと思って作りました。