オープニング上映

初級演技レッスン
Acting for Beginners

上映日時
7/13(土)14:00 映像ホール
World Premiere
即興演技を通じて人々の記憶に侵入する男が、夢と現実の狭間で《奇跡》に出会う

©2024 埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ

監督:串田壮史
出演:毎熊克哉、大西礼芳、岩田奏、森啓一朗、鯉沼トキ、柾賢志、永井秀樹

2024年 / 日本 / 90分

 

父親とのトラウマを抱えたまま、時が止まったような廃工場で「初級演技レッスン」を開いたアクティングコーチの蝶野穂積が、即興演技を通じて、父を亡くした子役俳優・一晟や、寂しげな教師・千歌子の記憶に入り込み、彼らの人生を遡っていくことで奇跡に出会う物語。監督はCMディレクターとして数々の賞を受賞し、初長編映画『写真の女』(20)が2020年の本映画祭で日本作品として唯一国際コンペティションにノミネートされ、SKIPシティアワードを受賞した串田壮史。同作は各国の映画祭で40冠を達成し、続く『マイマザーズアイズ』(23)も2023年の本映画祭国際コンペティションにノミネート、長編第3作目となる本作で、ついにオープニングを飾る。主演は2011年の本映画祭短編部門で奨励賞を受賞した『ケンとカズ』(11)主演の毎熊克哉。また同じく2014年の本映画祭短編部門にノミネートされた『時ノカケラ』(14)主演の大西礼芳が共演する。さらに期待の若手である岩田奏、串田組常連の鯉沼トキ、永井秀樹らも印象的な人物を演じている。


監督:串田壮史

監督:串田壮史

1982年大阪生まれ。ピラミッドフィルム所属。長編デビュー作『写真の女』(20)は、世界中の映画祭で40冠を達成し、7カ国でのリリースが決定。同作でS K I Pシティアワードを受賞して製作された『マイマザーズアイズ』(23)は、イギリス最大のホラー映画祭・ロンドン フライトフェストで《Jホラー第3波の幕開け》と評され、世界に向けて配給が行われている。

メッセージ

100年前、小説家プルーストは、自分が何者かを知るために見るべきものは、写真ではなく記憶であると言った。ネットワークが張り巡らされた今、記憶は個人的なものから集合的なものへと変わりつつある。現代人が見る記憶は、果たしてどこまでが自分を知る手掛かりとなるのだろうか?
「初級演技レッスン」は、即興演技を通じて互いの記憶に侵入する人々が、リアルとフェイクの境界を彷徨いながら、《奇跡》に出会う物語です。


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