15周年特別企画「名匠たちの軌跡」
映画が時代を写す時-侯孝賢とエドワード・ヤン/When Cinema Reflects the Times—Hou Hsiao-Hsien and Edward Yang
7.20(金) 17:30
<1993年/日本/47分>
「台湾ニューシネマ」を代表する二人の映画監督が描きたかったその時代。
侯孝賢(ホウ・シャオシェン:『悲情城市』)とエドワード・ヤン(『ヤンヤン 夏の想い出』)。台湾映画の一時代を築いた二人の映画にかける情熱を『海街diary』『三度目の殺人』の是枝裕和監督が映し出す。
監督:是枝裕和
提供:テレビマンユニオン
<解説>
侯孝賢監督は『ステキな彼女』(80)で監督デビュー以降、『童年往事 時の流れ』(85)、『恋恋風塵』(87)などで注目を集め、二・二八事件を扱った『悲情城市』(89)で第46回ヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞。最新作『黒衣の刺客』(15)では第68回カンヌ映画祭監督賞を受賞している。エドワード・ヤン監督は『光陰的故事』(82)で監督デビュー。『恐怖分子』(86)、『牯嶺街少年殺人事件』(91)、『カップルズ』(96)などが国内外で高く評価されながら、2007年に逝去。第53回カンヌ映画祭監督賞受賞作『ヤンヤン 夏の想い出』(00)が遺作となった。両監督は台湾ニューシネマを代表する双璧として映画史に名を刻む存在である。
監督:是枝裕和
1962年生まれ、東京都出身。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンにて多数のTVドキュメンタリーを制作。2014年、独立し制作者集団分福を立ち上げる。『誰も知らない』(04)、『歩いても 歩いても』(08)、『そして父になる』(13)、『海街diary』(15)、『三度目の殺人』(17)など国内外で多数受賞。最新作『万引き家族』2018年6月公開。