15周年特別企画「名匠たちの軌跡」
ドキュメンタリー:映画監督ミヒャエル・ハネケ/Michael H. Profession: Director
7.20(金) 10:30
<2013年/オーストリア、フランス/90分>
先鋭かつ挑発的。今、世界で最も評価される鬼才の素顔に迫る10年の記録。
『愛、アムール』や、演劇ワークショップを通じて、彼の映画理論と演出術を分析。10年に渡る密着から垣間見える素顔や、イザベル・ユペールやジュリエット・ビノシュなど出演女優のインタビューも必見。
© Yves Montmayeur / WILDart FILM
監督:イブ・モンマユール
提供:WILDart FILM
協力:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
<解説>
ウィーン大学で哲学、心理学、演劇を学んだミヒャエル・ハネケ監督は、1967年からドイツのTV局に勤務した後、70年に独⽴して映画監督・脚本家となる。『セブンス・コンチネント』(89)で長編デビュー。97年に発表した『ファニーゲーム』はその凄惨さから物議を醸し、鬼才としてその後の作風を決定づけた。『ピアニスト』(01)で第54回カンヌ映画祭グランプリ、『隠された記憶』(05)で第58回同映画祭監督賞を受賞し世界的な評価を得る。『白いリボン』(09)で第62回同映画祭パルム・ドール、『愛、アムール』(12)で第65回同映画祭パルム・ドールと、二作連続受賞の快挙を達成。現代を代表する巨匠の一人である。最新作は『ハッピーエンド』(17)。
© Richard Dumas
監督:イブ・モンマユール
1963年生まれのフランス人映像作家。90年代より映画誌のライター・編集者として活躍する一方、99年にドキュメンタリー制作を開始。日本をはじめ韓国、香港などアジア映画に精通し、本作以外にもジョニー・トーや三池崇史監督に密着取材を続け、『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』(10)などの監督作品がある。