映画祭について
ディレクターメッセージ
今年で17回目になるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭を開催いたします。
本来、本映画祭はノミネート作品の作家たちに映画に込めた熱い思いを語ってもらい、それに対する観客の率直な感想を作家に伝え、また審査員からプロとしての作品に対する講評をもらうという、スクリーンを通して映画への濃密な体験を共有してもらう場であると考えています。
しかし今年に入り全世界的な未曽有の新型コロナウイルス禍により、国内外からゲストや 審査員の招聘もできない状況で、かつ劇場での多くの人たちによる映画鑑賞も困難な事態になりました。
また、本映画祭は国内外の若き映像作家たちの作品を積極的に発表する場であり、かつその才能を発掘しその後の作家活動を後押ししていくことももう一つの使命としています。
現在、世界各地で行われている映画祭が開催を中止、または延期して若きクリエイターたちは作品を発表できる機会がどんどん減っています。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020はこの状況下の中で、コロナ禍の影響を最大限受けないで発表できる場として、配信による映画祭の開催を選びました。
配信による本映画祭は17回目にして初めての試みですので、毎年来場していただいている皆様や関係者の皆様には温かいご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします。
本来の平安な映画祭に早く戻ることを切に願い、今年の開催の挨拶といたします。