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本年度審査員

国際コンペティション

審査委員長

澤田正道

澤田正道

映画プロデューサー(フランス)

 

フランス在住35年。1993年にパリで映画製作会社コム・デ・シネマを設立。仏映画、日仏映画を約17本プロデュース。仏映画では『TOKYO ! 』(08)、『POISSONSEXE』(19)など、日仏映画では『あん』(15)、『淵に立つ』(16)、『寝ても覚めても』(18)など。10作品がカンヌ、2作品がベルリン、3作品がロカルノで選出されている。自身でも監督したドキュメンタリー映画『人間爆弾「桜花」-特攻を命じた兵士の遺言-』(14)がロカルノで新人特別賞を受ける。仏にて2019年より日本映画のパノラマを企画、配給している団体HANABIの副代表を務める。


審査員

三島有紀子

三島有紀子

映画監督(日本)

 

大阪市出身。18歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局しドキュメンタリーを数多く企画・監督。03年に劇映画を撮るため独立し、東映京都撮影所などで助監督として現場を学び、NYでHBスタジオ講師陣のサマーワークショップに参加。『幼な子われらに生まれ』(17)で、モントリオール世界映画祭審査員特別大賞など国内外で多数受賞。最新作は、夏帆、妻夫木聡出演の『Red』(20)。他の代表作として、『しあわせのパン』(11)、『繕い裁つ人』(15)、『少女』(16)など。



ジュリアン・ロス

ジュリアン・ロス

ロッテルダム国際映画祭/ロカルノ国際映画祭、プログラマー(イギリス、オランダ)

 

オランダ、アムステルダムを拠点に研究者、キュレーター、そしてライターとして活動。ロカルノ国際映画祭とロッテルダム国際映画祭ではプログラマーを務める。また、ライデン大学芸術社会研究科の准教授、オランダ・フィルム・アカデミーの指導者としても勤務している。ニューヨーク・ブルックリンのアートギャラリー「パイオニア・ワークス」のMore Than Cinema: Motoharu Jonouchi and Keiichi Tanaamiと題された城之内元晴と田名網敬一の特集展覧会では共同キュレーターを、ベルリンの出版社から発刊された「Japanese Expanded Cinema and Intermedia: Critical Texts of the 1960s」では共同編集者を務めた。



エスター・ヤン

エスター・ヤン

エドコ・フィルム社、配給・セールス部門ディレクター(香港)

 

国際的な映画セールスビジネスの重役であり、以前は、オランダ/アメリカの映画セールス会社、フォルティッシモ・フィルムズでアジア作品の買付およびマーケティングのディレクターを務め、アジアの映画監督たちの作品を国際映画祭や海外の映画マーケットで展開することに貢献した。携わった作品には、トラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』(10)や是枝裕和監督の『空気人形』(09)がある。現在、エドコ・フィルム社でセールスと配給のディレクターとして勤務し、アジアの代表的なバイヤーとして知られている。配給やプログラミングの戦略は、香港のアートハウス映画文化に影響も与えている。また、香港アジア映画祭の共同設立者でもある。


国内コンペティション

審査委員長

部谷京子

部谷京子

美術監督(日本)

 

広島県出身。武蔵野美術大学在学中から円谷プロダクションでアルバイトを始める。周防正行監督『シコふんじゃった。』(92)で美術監督。『Shall we ダンス?』(96)、『それでもボクはやってない』(07)で日本アカデミー賞最優秀美術賞、『天地明察』(12)で毎日映画コンクール美術賞受賞。2009年よりダマー映画祭inヒロシマ(2014年から広島国際映画祭と改称)の代表を務める。2016年紫綬褒章受章。最新作は『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20)、2021年には『ヤクザと家族 The Family』の公開が控える。


審査員

沖田修一

沖田修一

映画監督(日本)

 

1977年、埼玉県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。短編自主制作映画数本を経て、02年、『鍋と友達』で第7回水戸短編映像祭グランプリ受賞。『このすばらしきせかい』(06)でデビュー。主な監督作に『南極料理人』(09)、『キツツキと雨』(11)、『横道世之介』(12)、『滝を見にいく』(14)、『モヒカン故郷に帰る』(16)、『モリのいる場所』(18)、短編『ファミリータイプ』(19)など。公開待機作には上白石萌歌主演『子供はわかってあげない』(近日公開)がある。



アダム・トレル

アダム・トレル

サードウィンドウフィルムズ社、代表(イギリス、日本)

 

映画配給会社サードウィンドウフィルムズ社代表。劇場公開作品の配給やDVD販売を通じて、100作品以上の日本およびアジア映画を、イギリスをはじめとした世界の人々に紹介している。共同製作作品は園子温監督『希望の国』(12)。 プロデュース作品には藤田容介監督『福福荘の福ちゃん』(14)、内田英治監督『下衆の愛』(15)、『獣道』(17)、手塚眞監督『ばるぼら』(19)がある。上田慎一郎監督の大ヒット作品『カメラを止めるな!』(17)の海外セールスも手掛けている。



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