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本年度審査員

国際コンペティション

審査委員長

竹中直人

俳優、映画監督(日本)

1956年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。1983年、テレビ朝日系バラエティ「ザ・テレビ演芸」でデビュー。1996年にNHK大河ドラマ「秀吉」で主演を務め、高視聴率を記録する。コメディアン、俳優として活動する一方で映画監督もこなすなど、マルチな才能が高く評価されており、3度の日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など、多数の受賞歴を持つ。俳優としての代表作に周防正行監督『シコふんじゃった。』(92)、『Shall we ダンス?』(96)、監督作品に『無能の人』(91)、『東京日和』(97)などがある。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科で客員教授を務める。2021年に自身8作目となる監督作品『ゾッキ』が公開。

審査員

志村大祐

株式会社ザジフィルムズ代表取締役(日本)

横浜市出身。80年代半ばのレンタルビデオ隆盛期にビデオメーカーに入社し、劇場未公開洋画のパッケージ化に携わり、その後独立。1989年に映画配給会社ザジフィルムズを設立し、今年創立32年を迎えた。近年は、タイ映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(17)、『ハッピー・オールド・イヤー』(19)など、アジアの才能ある監督の作品を日本に紹介。一方、若い世代にスクリーンで名作に触れてもらうため、ゴダール、ベルイマン、カサヴェテスなど欧米の監督たちの企画上映を積極的に行っている。

船戸慶子

Alpha Violet共同代表(日本、フランス)

90年代、東京を基点にエッジィなアートハウス作品を世界中から買い付け、提供していたインディペンデント配給会社の草分け、アップリンクにて映画配給のキャリアをスタート。その後渡仏して、パリをベースに様々な国籍のアート系作品を世界中に提供する、Celluloid Dreamsにてワールドセールス全般のノウハウを学びつつ経験を積む。それに続き、経産省の援助で立ち上げられた、日本人プロデューサーのための国際共同制作地盤強化事業(J-Pitch)にユニジャパンを通じて関わり、さらにUmedia (現Urban Distribution International)にて海外セールスとリーガルを担当した後、2011年、Virginie Devesaと共にインディーのアートハウス作品のみを扱うハイ・コンセプトのワールドセールス会社、Alpha Violetを設立し、現在に至る。

マギー・リー

Varietyアジア映画評論家チーフ(カナダ)

業界誌「Variety」のアジア映画評論家チーフであり、「The Hollywood Reporter」の前アジア評論家チーフ。これまでにも、ショートショート フィルムフェスティバル & アジアのプロジェクトマネージャー、東京国際映画祭のプログラミングコンサルタント(2010年~)など、日本での活動にも数多く従事してきた。また、アムステルダムのシネマジア映画祭のアーティスティック・ディレクター(2017-2019)、バンクーバー国際映画祭およびバンクーバーアジア映画祭のプログラミングに携わるほか、映画ワークショップや脚本ラボで批評家や監督を指導し、国際交流基金、オランダ映画基金、HAFといった組織、インダストリーイベントのコンサルタントも務めている。

国内コンペティション

審査委員長

國實瑞惠

株式会社鈍牛倶楽部代表取締役、プロデューサー(日本)

1976年、俳優監督のマネージメントを行う鈍牛倶楽部を設立後、多くの今村昌平監督作品に参加。2001年『自殺サークル』で園子温監督と出会い、園作品に参加。映画プロデュース作品に、『あつもの』(99)、『KOROSHI殺し』(00)、『Strange Circus奇妙なサーカス』(05)、『転々』(07)、『たみおのしあわせ』(07)、『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム 』(10)、『希望の国』(12)、その他、テレビ朝日「時効警察」の企画に参加。

審査員

髙橋泉

脚本家(日本)

1973年11月1日生まれ、埼玉県出身。 廣末哲万と結成した映像ユニット「群青いろ」によるデビュー作『ある朝スウプは』(03)が国内外で高く評価される。主な脚本作品として三木孝浩監督『ソラニン』(10 )、『坂道のアポロン』(18)、廣木隆一監督『100回泣くこと』(13)、英勉監督『東京リベンジャーズ』(21)、共同脚本作品として白石和彌監督『凶悪』(13)、大友啓史監督『ミュージアム』(16)、河瀨直美監督『朝が来る』(20)などがある。

トム・メス

日本映画研究家、慶應義塾大学講師(オランダ、日本)

1974年、オランダ・ロッテルダム生まれ。三池崇史監督、塚本晋也監督、女優の梶芽衣子らを取り上げた、日本映画についての著作を多数執筆している。また、日本映画に関して影響力を持ったウェブサイト「MidnightEye.com」(2000-2015)の創始者のひとりでもあり、 世界中で発売される日本映画のDVD/ブルーレイに解説やコメンタリーを寄せている。現在は、慶應義塾大学で教鞭を執る。

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