本年度審査員

国際コンペティション

審査委員長

豊島雅郎

アスミック・エース株式会社取締役、映画プロデューサー(日本)

1963年生まれ、千葉県出身。1986年アスミック(現・アスミック・エース)入社。ビデオグラムのマーケティング業務を長年にわたり担当。主な洋画担当作品は『トレインスポッティング』(96)、『ゴーストワールド』(01)など。その後の主な映画プロデュ―ス作品は『ピンポン』(02)、『真夜中の弥次さん喜多さん』(05)、『鉄コン筋クリート』(06)、『さくらん』(07)、『ノルウェイの森』(10)、『へルタースケルター』(12)、『のぼうの城』(12)、『関ケ原』(17)、『長いお別れ』(19)、『燃えよ剣』(21)、『さがす』(22)、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)など。また主な配給プロデユース作品は『マインド・ゲーム』(04)、『カメラを止めるな!』(17)、『漁港の肉子ちゃん』(21)など。『カメラを止めるな!』で2018年度新藤兼人賞プロデューサー賞を受賞。

審査員

明石直弓

株式会社ロボット、映画プロデューサー(日本)

宮城県出身。株式会社ロボット所属。映画『ガチ☆ボーイ』(08)で初プロデューサーを務める。主なプロデューサー作品は『おっぱいバレー』(09)、『ライアー×ライアー』(21)、企画・プロデューサー作品としては『百瀬、こっちを向いて』(14)、『小野寺の弟・小野寺の姉』(14)、『紙の月』(14)、『暗黒女子』(17)、『泥棒役者』(17)、『トラさん〜僕が猫になったワケ〜』(19)、『エゴイスト』(23)がある。『エゴイスト』はロングラン上映を記録し、また4月の台湾公開をはじめ今後も海外での上映が控えている。

 

パトリス・ネザン

映画プロデューサー(フランス)

20年前より映画プロデューサーとして活動。映画監督と、ダンスや音楽、ビジュアルアートのアーティストの架け橋になるところからキャリアを始めた。異なる芸術言語に対面することで、その向こうにあるものを探ろうとする意欲と共に、創造的で革新的な映画の着想が育まれると当時も、そして今も信じている。この信念により、カトリーヌ・マキシモフ、クラウディオ・パツィエンツァ、マッツ・グルードゥ、メイスーン・パチャチ、ヤン・コマサ、ヤン・P・マトゥシンスキなどの映画監督や、アラン・プラテル、ジョルジュ・アペルギス、クラリス・アーン、アントワーヌ・ブーテ、アクラム・カーン、ウェイン・マクレガーなどの芸術家とコラボレーションを行ってきた。

国内コンペティション

審査委員長

中野量太

映画監督(日本)

1973年生まれ、京都育ち。大学卒業後、日本映画学校に入学し3年間映画作りの面白さに浸る。2012年、自主長編映画『チチを撮りに』が本映画祭で監督賞を受賞、ベルリン国際映画祭に招待され、国内外で14冠。2016年、商業デビュー作『湯を沸かすほどの熱い愛』が日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞など6部門受賞、国内映画賞で35冠、米アカデミー賞外国語映画賞の日本代表に選ばれる。2019年、初の原作モノとなる『長いお別れ』がロングランヒットに。2020年、『浅田家!』が日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など8部門受賞。フランスで観客動員25万人を超えるヒットに。独自の感性と視点で、家族を描き続けている。

審査員

和田光沙

俳優(日本)

1983年東京都出身。映画『靴が浜温泉コンパニオン控室』(08)でデビュー。主な出演作は、『あんこまん』(14)、『菊とギロチン』(18)、『止められるか、俺たちを』(18)など。2018年、主演を務めた『岬の兄妹』(18)が本映画祭国内コンペティション長編部門優秀作品賞&観客賞受賞。同作品にて第34回高崎映画祭最優秀新進女優賞を受賞。近年の主な作品に『由宇子の天秤』(20)、『誰かの花』(21)、『やまぶき』(22)などがある。映画『獣手』(22)が公開予定。

 

マーク・シリング

ジャパンタイムズ映画評論家、Variety日本特派員、ウディネ・ファーイースト映画祭日本映画プログラム・アドバイザー(アメリカ、日本)

1989年からジャパンタイムズで日本映画の批評を、1990年からVarietyで日本映画産業の取材をしている。2000年からはウディネ・ファーイースト映画祭のプログラム・アドバイザーを務め、日活アクション映画(2005年)、新東宝(2010年)、日本SF・ファンタジー映画(2016年)のセクションをキュレーションした。書籍では「The Encyclopedia of Japanese Pop Culture」(97)、「The Yakuza Movie Book – A Guide to Japanese Gangster Films」(03)、「No Borders, No Limits: Nikkatsu Action Cinema」(07)、「Art, Cult and Commerce: Japanese Cinema Since 2000」(19)などを執筆。2022年8月に日本公開された三木聡監督作品『コンビニエンス・ストーリー』の原作とプロデュースを担当した。

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