SKIPシティDシネマプロジェクト
"映画祭"から"映画館"へ
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は新人監督の発掘と育成を掲げて今年で9回目の開催となります。 この間、すぐれた内外の新人監督作品を、最優秀作品賞をはじめとする様々な賞で表彰し、支援してまいりましたが、2009年からは国内作品に限定して新たに「SKIPシティアワード」を設け、受賞した監督は次回作制作時にSKIPシティの機材、施設を一定期間、無償で利用できる権利を与えられることと致しました。さらに2011年4月より、国内作品を対象とした「SKIPシティDシネマプロジェクト」を発足させ、映画祭への応募作品の中から、ノミネート・受賞作品を中心に選定された1作品を全国の映画館で上映するという新たなプロジェクトをスタート致しました。本プロジェクトにより、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザが持つすべての機能を使って、制作から上映まで、クリエイターを支援・育成するフォーメーションが完成したといえます。
第4弾は、坂下 雄一郎監督『神奈川芸術大学映像学科研究室』に決定!
©東京芸術大学大学院映像研究科
SKIPシティDシネマプロジェクト第4弾作品は、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013」の長編コンペティション部門で、緻密な人間ドラマを、ミニマムな世界観の中で見事に表現しているとして「審査員特別賞」受賞も果たした『神奈川芸術大学映像学科研究室』に決定しました。現代日本社会の縮図を描き出し、笑いのツボを心得た演出は、とても新人監督とは思えないほどであり、同プロジェクトにより、全国劇場公開が決定いたしました。
►第3弾作品 『チチを撮りに』(中野 量太 監督作品)
©2012 ピクチャーズネットワーク/日吉ヶ丘ピクチャーズ
当映画祭2012でSKIPシティアワードとともに、日本人監督として初の監督賞受賞という快挙を成し遂げ、当プロジェクト第3弾作品としても選出された本作。第63回ベルリン国際映画祭 ジェネレーション部門の正式招待作品にも選ばれ、本作で母親役を演じた渡辺真起子は、「第55回アジア太平洋映画祭」やアジアのアカデミー賞とも称される「第7回アジアンフィルムアワード」で最優秀助演女優賞を受賞。国内はもとより、世界的な映画セールス会社“フォルティッシモ・フィルムズ”が国際販売権を取得するなど、海外からも注目されています。
■『チチを撮りに』公式サイト:http://chichitori.com/
►第2弾作品『DON’T STOP!』(小橋 賢児 監督作品)
第2弾は2011 年10月開催の当映画祭・長編部門で、SKIPシティアワード受賞と当プロジェクト第2弾作品に選出という快挙を成し遂げ、映画監督としてのキャリアを本格的に始動した、俳優・小橋賢児氏の初監督作品であるドキュメンタリー『DON’T STOP!』です。
2012年秋より、東京「新宿武蔵野館」ほかで全国ロードショー公開。
■『DON’T STOP!』公式サイト:http://dontstop.jp/
►第1弾作品 『未来の記録』(岸 建太朗 監督作品)
「SKIPシティDシネマプロジェクト」の第一弾として、2010年の当映画祭で長編部門コンペティションにノミネートされた岸建太朗監督作品『未来の記録』を選出し、2011年5月から7月にかけて、東京「新宿武蔵野館」をはじめ、大阪「シネ・ヌーボ」、「京都ミナミ会館」、横浜「シネマジャック&ベティ」、「名古屋シネマテーク」の全国5館で公開し、多くの方々にご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。
■『未来の記録』公式サイト:http://www.mirainokiroku.com/
「映画祭から映画館へ」を合言葉に、「SKIPシティDシネマプロジェクト」は映画祭の新しい形を模索しつつこれからも力強く進んでまいります。皆さまのご理解およびご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
「SKIPシティDシネマプロジェクト」ウェブサイト:http://s-dp.com/