国内コンペティション 長編部門
キュクロプス/Cyclops
7.15(日) 10:30
7.18(水) 17:30
<2018年/日本/108分>
俺は必ずこの濡れ衣を晴らす!
二重三重の罠。その先にある驚愕の真実。
篠原は、妻とその愛人を殺害した無実の罪で14年間、刑に服していた。ある日、事件を担当した刑事・松尾から、真犯人はヤクザの若頭・財前であることを知らされ、自分を罠にはめた財前に復讐を誓う。
© 大庭功睦
監督:大庭功睦
出演:池内万作、斉藤悠、佐藤貢三、あこ、杉山ひこひこ
<解説>
「罠にはめられ殺人犯にさせられた男が、捜査を担当した刑事の協力を得て真犯人に復讐を果たす」というあらすじを大きく逸脱してゆき、幾重にも仕掛けられた多くの謎がラストでピタリと収束する快感はまさに映画の醍醐味。この知的サスペンスの監督および脚本を務めたのは、大庭功睦。大庭監督は、『容疑者Xの献身』(08)や『昼顔』(17)といった話題作の助監督を務めたほか、自主制作した初長編監督作品、染谷将太主演の『ノラ』(10)が田辺・弁慶映画祭の市民審査賞、TAMA NEW WAVEのベスト男優賞、福岡インディペンデント映画祭の奨励賞を受賞。長編二作目となる本作は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて、北海道知事賞と批評家賞をW受賞している。主人公・篠原を演じる池内万作、彼に協力する刑事・松尾を演じる佐藤貢三らベテラン俳優たちの競演も見どころのひとつである。
監督:大庭功睦
1978年生まれ、福岡県出身。フリーの助監督として、『容疑者Xの献身』(08)、『昼顔』(17)などの西谷弘監督作品に携わる。そのほか、入江悠監督の『太陽』(16)、庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』(16)などの制作に参加。2010年に自主製作した『ノラ』が、TAMA NEW WAVEや田辺・弁慶映画祭で受賞し、DVD化されている。