国内コンペティション 長編部門
情操家族/High Sentiments Family
7.14(土) 11:00
7.17(火) 17:00
<2017年/日本/83分>
家庭も仕事も順風、のはずだった…。
不測の事態に立ち向かう女性を描く異色ドラマ。
小学校教諭の今日子。家庭では息子との仲も良好で、学校でも、学習の遅れた生徒やいじめ問題に積極的に対峙し、満たされた生活を送っていた。しかし、合宿に参加していたはずの息子の万引きが発覚して…。
© 東京藝術大学大学院映像研究科
監督:竹林宏之
出演:山田キヌヲ、韓英恵、遠藤史人、松田北斗、川瀬陽太、柳谷一成、諏訪敦彦
<解説>
なごやかな雰囲気が一転して修羅場の様相を呈す、とてもシリアスなのになぜかおかしい、そんな歪さが癖になる新感覚のホームドラマ。監督の竹林宏之は、明治学院大学で映画史を専攻後、東京藝術大学大学院映像研究科に進学。本作はその修了制作で、長編デビュー作に当たり、2017年のPFFアワードにノミネート、TAMA NEW WAVEのある視点部門でも上映された。主役の今日子を演じる山田キヌヲは、映画デビュー作『ガールフレンド』(04)以来、廣木隆一監督作品の常連であり、主演した篠崎誠監督『SHARING』(14)は国内外の映画祭で絶賛された。ほかにも、『誰も知らない』(04)、『大和(カリフォルニア)』(16)の韓英恵、『ローリング』(15)で日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞した川瀬陽太ら、現在の日本のインディペンデント映画に欠かせない実力派俳優たちが勢揃いしている。
監督:竹林宏之
1988年生まれ、福岡県出身。大学時代、映画史を学び、2015年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域へ入学。黒沢清、諏訪敦彦に師事する。本作が第39回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2017や第18回TAMA NEW WAVE ある視点部門で上映された。