映画祭について
ディレクターメッセージ
昨年、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は20回目という節目の年を経過して、今年から新たなる映画祭に進めるべく21回目の本映画祭を開催いたします。
このSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の21年という歳月は映画の歴史からみれば非常に短いように思いますが、しかし本映画祭が僅かではありますが、日本映画界に貢献してきた歴史でもあります。
今年の国際コンペティションの審査委員長には、本映画祭2009に、初長編監督作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』でSKIPシティアワードを受賞し、その後『凶悪』(13)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』(18)などの作品で数々の映画賞を受賞し、今日本映画界で最も注目を集める監督の一人となった白石和彌監督を迎えることになりました。また国内コンペティション部門の審査委員長には、2009年『ウルトラミラクルラブストーリー』で商業映画デビュ―し、『いとみち』(21)では監督の故郷・青森を舞台にみずみずしい青春群像劇を描き、数々の映画賞を受賞した横浜聡子監督を迎えることができました。
今年の映画祭では、コンペティションに参加し、将来商業映画監督を目指す若き監督たちへの両審査委員長の熱い語らいも企画していますのでご期待ください。
今年も各コンペティションには選りすぐりの作品を用意いたしましたので、ぜひSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にお越しになって楽しんでください。
最後になりましたが、各コンペティション審査員の皆様、本映画祭に関わる全てのスタッフ、関係者の皆様にはこの場をお借りして感謝の意を表したいと思います。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭ディレクター
土川 勉