本年度審査員

国際コンペティション

審査委員長

白石和彌

映画監督(日本)

1974年生まれ、北海道出身。2013年に『凶悪』が新藤兼人賞金賞をはじめ多くの映画賞を受賞。2018年『孤狼の血』などでブルーリボン賞監督賞や日刊スポーツ映画大賞監督賞、さらに翌年2019年には『麻雀放浪記2020』『凪待ち』『ひとよ』でキネマ旬報日本映画監督賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を立て続けに受賞。その後、『死刑にいたる病』(22)、配信ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」(22)を経て、2023年『渇水』を自身初プロデュースする。2024年に『碁盤斬り』を公開。Netflixシリーズ「極悪女王」、映画『十一人の賊軍』が公開を控えている。

審査員

荒木美也子

アスミック・エース株式会社 社長特命事項担当・プロデューサー(日本)

第56回ヴェネチア国際映画祭の特別招待作品である『雨あがる』(00)でプロデューサー・アシスタント後、主なプロデュース作品は、『博士の愛した数式』(05)、『重力ピエロ』(09)、男女逆転『大奥』シリーズ(10)(12)、『僕等がいた』(12)、『愛を積むひと』(15)、『僕らのごはんは明日で待ってる』(17)。2020年4月より3年間アスミック・エース株式会社映画事業本部本部長、また2022年からは一般社団法人外国映画輸入配給協会理事を務める。現在、後進の指導と共に、映画、ドラマ・配信企画等を立案中。

武井みゆき

配給会社ムヴィオラ代表(日本)

2000年3月にムヴィオラを設立。グー・シャオガン、ワン・ビン、アピチャッポン・ウィーラセタクン、マチュー・アマルリック、アルノー・デプレシャン、フレデリック・ワイズマンら新しい作家から世界的巨匠までミニシアター系の洋画作品を中心に幅広く配給。今後はグー・シャオガン監督最新作『西湖畔に生きる』(23)、ファイト・ヘルマー監督の『ゴンドラ』(23)の公開が控える。

国内コンペティション

審査委員長

横浜聡子

映画監督(日本)

映画監督。大学卒業後、映画美学校入学。卒業制作『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』(05)が評価され、大阪のCO2映画祭の支援を受け、中編『ジャーマン+雨』(06)を制作。2007年度日本映画監督協会新人賞を受賞。2009年、商業映画デビュー作、松山ケンイチ主演『ウルトラミラクルラブストーリー』を制作。2021年、映画『いとみち』が公開、多数映画賞を受賞。ディズニープラス配信中作品「季節のない街」(宮藤官九郎脚本)の演出を数話担当。2025年、長編新作が公開予定。

 

 

審査員

川瀬陽太

俳優(日本)

1969年生まれ。福居ショウジン監督『RUBBER’S LOVER』(96)で俳優デビュー。これまでにピンク、インディーズ映画を皮切りに、商業映画、TVドラマまで数々の作品に出演。2016年には冨永昌敬『ローリング』(15)などで第25回日本映画プロフェッショナル大賞 主演男優賞を受賞。近年の出演作は、『ミューズは溺れない』(21)、『餓鬼が笑う』(21)、『激怒』(22)、『やまぶき』(22)、『終末の探偵』(22)、『山女』(22)、『隣人X』(23)、『さよならエリュマントス』(23)、『花腐し』(23)、『こいびとのみつけかた』(23)、『白鍵と黒鍵の間に』(23) など。

 

 

 

メイスク・タウリシア

映画プロデューサー (インドネシア)

インドネシアの映画プロデューサー、映画製作教育者。2016年より映画製作会社パラリ・フィルムズ(Palari Films)を経営。自主映画から商業映画まで幅広くプロデュースしている。主なプロデュース作品として、エドウィン監督のインドネシア初のベルリン国際映画祭コンペティション入選作品『動物園からのポストカード』(12)、ロカルノ国際映画祭で金豹賞を受賞した同じくエドウィン監督の『復讐は私にまかせて』(21がある。チプタ・チトラ・インドネシア基金(Cipta Citra Indonesia Foundation)の創設者でもあり、自主映画の持続的な製作と上映を支援する環境を整えるとともに、国内外の映画祭などで映画製作のメンターとしても活躍している。

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