本年度審査員
長編部門(国際コンペティション) 国際審査員
国際審査委員長
河井 真也 (かわい・しんや)
プロデューサー / 株式会社フジテレビジョン ゼネラルプロデューサー(日本)
大阪府生まれ。慶応大学法学部卒業、フジテレビジョン入社。『南極物語』(83)で製作デスク。『私をスキーに連れてって』(87)でプロデューサー。1987年12月に日本映画と洋画を交互に上映するシネスイッチ銀座を設立し、『木村家の人びと』(88)から『Love Letter』(95)まで日本映画を多数プロデュース。同時に洋画の買い付け、宣伝を行い『ニューシネマ・パラダイス』などのヒットを生む。自らの入院体験を映画化した『病院へ行こう』(90)『スワロウテイル』(96)、『リング』『らせん』(98)など娯楽エンタテイメント映画を製作。『ヤンヤン 夏の想い出』(00、エドワード・ヤン監督)、7人の監督による短編集『Jam Films』(02)、日韓合作『力道山』(04)を製作。『愛のむきだし』(09)やドキュメンタリー映画『SOUL RED 松田優作』(10)など多数。
国際審査員
梅川 治男(うめかわ・はるお)
映画プロデューサー/株式会社ステューディオスリー 代表取締役(日本)
日大芸術学部在学時より自主映画を制作。1990年、松岡錠司監督『バタアシ金魚』を初プロデュース。主な作品として、松岡監督作品『きらきらひかる』(92)、『私たちが好きだったこと』(97)などをはじめ、日本初の本格派ショートフィルム『Jam Films』(02)、蜷川幸雄監督作『蛇にピアス』(08)、園子温監督作『愛のむきだし』(09)、『ヒミズ』(12)など話題作を多数手がけ、海外でも高い評価を得ている。2012年、『ヒミズ』で第31回藤本賞特別賞を受賞。
国際審査員
マーテン・ラバーツ
インド国立映画開発公社 映画企画開発プロデューサー(ニュージーランド)
映画業界で様々な職種を経験したあと、1992年にWorking Title Filmsに入社。アシスタント・プロデューサーとして『プリシラ』やデレク・ジャーマン監督『エドワード2世』などに携わる。またRed Hot On Filmシリーズをプロデュース。中でも『Afrique Mon Afrique』はベルリン国際映画祭で上映される。またドキュメンタリー作品『Andres Serrano-A History of Sex』を共同監督。ロッテルダム国際映画祭で上映される。2004年から2012年まで、Binger Filmlabのアーティスティック・ディレクターを務める。現在、企画開発の担当としてNational Film Development Corporation of Indiaに在籍。Torino Filmlab、 CPH:DOX Lab、そしてHolland Film Meetingでアドバイザーも務める。
国際審査員
オ・ジョンワン
映画プロデューサー(韓国)
映画制作会社b.o.m.を1999年に設立。プロデューサーベースの映画作りとユニークなマーケティング戦略によって、数々の作品を発表。ホ・ジョンホ監督『カウントダウン』、イ・ユンギ監督『愛してる 愛してない』、ホン・サンス監督『アバンチュールはパリで』と『浜辺の女』、キム・ジウン監督『甘い人生』、パク・チンピョ監督『ユア・マイ・サンシャイン』、 パク・チャヌク監督『cut(『美しい夜、残酷な朝』の一篇)』、 イ・ジェヨン監督『スキャンダル』、キム・ジウン監督 『反則王』、イ・ジェヨン監督『情事』などを手掛ける。
短編部門(国内コンペティション)審査員
審査委員長
桝井 省志(ますい・しょうじ)
映画プロデューサー/株式会社アルタミラピクチャーズ 代表取締役(日本)
大映プロデューサー時代に周防正行監督作『ファンシィダンス』(89)『シコふんじゃった。』(92)を手掛けた後、1993年に磯村一路監督、周防正行監督等と共にアルタミラピクチャーズを設立。『Shall we ダンス?』(96)、『がんばっていきまっしょい』(98)、『ウォーターボーイズ』(01)、『スウィングガールズ』(04)、『ハッピーフライト』(08)『ロボジー』(12)など数多くの劇映画をプロデュースする一方、『タカダワタル的』(04)『こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(09)、『ダンシング・チャップリン』(11)などドキュメンタリー映画も手掛ける。最新作は周防正行監督作品『終の信託』が2012年10月27日公開予定。
審査員
紀伊 宗之(きい・むねゆき)
映画プロデューサー/株式会社ティ・ジョイ エンタテインメント事業部 部長/
株式会社アマゾンラテルナ 執行役員(日本)
東映映画興行入社後、劇場勤務を経て、株式会社ティ・ジョイに出向。新規サイトの開業支配人を複数務めた後、本社にて番組編成及び新宿バルト9の開業を総括。また日本の映画館のデジタル化を推進し、ティ・ジョイにおいて日本初の全サイト全スクリーンをデジタル化に導く。ODS(非映画コンテンツ)についても日本に於ける先駆けとして事業化を行う。現在、デジタル時代に即した映画の製作・配給、ODS配給・配信など、幅広く手掛けている。プロデューサーとしての最新作は『放課後ミッドナイターズ』(8月25日公開)
審査員
杉野 希妃(すぎの・きき)
女優・映画プロデューサー(日本)
1984年、広島県出身。慶應大学在学中に韓国留学し、2006年韓国映画『まぶしい一日』でデビュー。2010年に主演兼プロデュースした『歓待』『マジック&ロス』『避けられる事』の3作品が世界中の国際映画祭で高い評価を得て、2011年第24回東京国際映画祭で特集上映が開催される。第33回ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞、おおさかシネマフェスティバル2012の新人女優賞を受賞。現在『大阪のうさぎたち』『穏やかな日常』が公開待機中。