SKIP CITY INTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL

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10周年を迎えるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013 記者発表で全上映プログラムを発表

世界に先駆けて、デジタルで撮影・制作された映画のみにフォーカスし、才能ある映像クリエイターの発掘・支援を目的に2004年にスタートした「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」(主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会ほか)は、この夏、10周年を迎えます。今年も7月に10日間に渡っての開催が決定しており、本日6日、日本外国特派員協会(東京・有楽町)にて記者会見が盛大に行われました。

 

・記者発表速報【PDFダウンロード】

 

 

オープニング作品に、吉行和子主演 『燦燦-さんさん-』を上映

記念すべき10回目のオープニングを飾るのは、2007年、『星屑夜曲』で本映画祭短編部門で奨励賞、川口市民賞を受賞、2011年には『此の岸のこと』が当映画祭でノミネートされたほか、モナコ国際映画祭2011で五冠を達成するなど、海外でも高い評価を得ている若手の気鋭・外山文治監督の長編初監督作品『燦燦-さんさん-』を<Dシネマの潮流2013>として上映いたします。
本作は、埼玉県の映像産業拠点施設 SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザの若手映像クリエイター育成事業として、監督を公募し、製作から上映までの支援を行う「デジタルシネマ製作支援プログラム<D-MAP>」の第4弾作品として制作されました。
テーマは「高齢者の婚活」。長年に渡る介護の果てに最愛の伴侶を失い、孤独な余生を暮らす主人公・鶴本たゑが、婚活を通じて生きる希望を取り戻そうとする人間ドラマを描きます。キャストを飾るのは、主人公・鶴本たゑ役に吉行和子、共演者には宝田明、山本學といったベテラン俳優が名前を連ねます。「人生は、毎日がスタートラインであり、これから第二の人生を歩もうとする男女にエールを送りたい」という監督のメッセージが込められたハートフルな作品です。

当映画祭が発掘した才能・外山文治監督の長編初監督作品、まさにSKIPシティ10年間の集大成ともいえる本作をワールドプレミアでお届けします。

 

長編部門・国際コンペティションは、80の国と地域から多岐に渡って秀逸な作品が集結

世界80の国と地域から、長編・短編あわせて661本の作品がエントリーし、厳選された24作品が上映されます。
青春をテーマにした作品、コメディー、サスペンス、社会派ドラマと多岐に渡る秀逸な作品が揃いました。

 

長編部門(国際コンペティション) 12作品 (海外9作品、国内3作品)

短編部門(国内コンペティション) 12作品 (3本1プログラムで、4プログラム上映)

 

ロッテルダム国際映画祭の全貌に触れる「ロッテルダムDAY」など、バラエティに富んだ10周年特別企画

今年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、10回目の開催を迎えるにあたり、様々な特別企画をご用意しました。ロッテルダム国際映画祭の全貌に触れる「ロッテルダムDAY」、過去にコンペティション部門に出品された人気監督たちの新作を上映する「過去ノミネート監督新作上映」、過去3年の短編作品の中からオンライン投票で選ばれる傑作短編上映「あなたが選ぶベスト3」など、魅力的な作品の数々をお楽しみいただけます。

 

ロッテルダムDAY <「ロッテルダム国際映画祭」特集上映>

若手映像クリエイターの登竜門といわれるオランダのロッテルダム国際映画祭を、一日で紹介する贅沢な企画。

今年の同映画祭で好評を集めた最新作3本の上映、日本作品プログラマーを囲んだトークイベントなど、盛りだくさんの内容です。

 

●2013年ロッテルダム国際映画祭 最高賞タイガー・アワード受賞作品
 『ソルダーテ・ジャネット/Soldate Jeannette』 ダニエル・ホッスル監督作品
 <2012年/オーストリア/79分>

●2013年ロッテルダム国際映画祭 公式オープニング作品
 『ザ・リザレクション・オブ・ア・バスタード/The Resurrection of a Bastard』
 グイド・ファン・ドリエル監督作品
 <2013年/オランダ/89分>

●2013年ロッテルダム国際映画祭 タイガー・コンペティションノミネート/HBF助成作品
 『春夢(しゅんむ)/Longing for the Rain』 ヤン・リナ監督作品
 <2012年/香港/98分>

 

また、若手映像クリエイターに対する、制作支援プログラムの充実で知られるロッテルダム国際映画祭から、日本作品プログラマーのヘルチャン・ズィルホフ氏を迎え、どのようにして世界中から新たな才能を発掘する映画祭になり得たのか、過去同映画祭に参加した日本人監督、プロデューサーを交えながら語るトークイベント

 

過去ノミネート監督新作上映

過去、コンペティション部門にノミネートされた若手映像クリエイターたちは、今では世界に活躍の場を広げ、各国映画祭からラブコールを受ける人気監督として飛躍しています。期待の新人から、見逃せない作家となった彼らの「今」をお届けします。

 

●2004年長編部門ノミネート『えてがみ』監督作品
 『おだやかな日常』 内田 伸輝監督作品 <2012年/日本、アメリカ/102分>

●2005年長編部門最優秀作品賞『ミー・アンド・ユー・アンド・エブリワン・ウィ・ノウ(原題)』

 日本公開タイトル『君とボクの虹色の世界』監督作品
 『THE FUTURE/ザ・フューチャー』 ミランダ・ジュライ監督作品
 <2011年/ドイツ、アメリカ/91分>

●2005年短編部門最優秀作品賞『珈琲とミルク』監督作品
 『リルウの冒険』 熊坂 出監督作品 <2012年/日本/117分>

 

傑作短編WEB投票「あなたが選ぶベスト3」

「もう一度観たい!」という熱いご要望に応え、2010~2012年の過去3年間の受賞作品を中心に、本映画祭ディレクターが選んだ傑作短編9作品を映画祭公式WEBサイト上で配信し、人気投票を実施〈5.15(水)〜6.20(木)〉
高い支持を得た上位3作品を、大スクリーンで表彰・上映します。

 

その他、劇場の臨場感がそのままスクリーンによみがえるシネマ歌舞伎や、埼玉県内の企業によるスクリーニングパートナーのご協賛でお贈りするSKIPシティ・セレクションでは迫力あるオペラを、また、例年多くの方にお楽しみいただいているバリアフリー上映では昨年劇場公開され、埼玉県を舞台にした感動と興奮の歴史大作『のぼうの城』など、バラエティに富んだラインナップでお届けします。

 

シネマ歌舞伎

『籠(かご)釣瓶(つるべ)花街酔醒(さとのえいざめ)』 出演:中村 勘三郎、坂東 玉三郎、片岡 仁左衛門 ほか2010年2月上演の収録版(配給:松竹)

SKIPシティ・セレクション

“Livespire(ライブスパイア)” グラインドボーン音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』 2010年7月(イギリス)上演の収録版(配給:ソニーPCL)

バリアフリー上映(日本語字幕と音声ガイド付)

『のぼうの城』 監督:犬童 一心、 樋口 真嗣/出演:野村 萬斎<2011年/日本/145分>(配給:東宝、アスミック・エース)

 

関連企画として、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザが推進する取り組みを紹介するプログラムも開催いたします。

Go-all 『埼玉家族』上映トークイベント

SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザの若手映像クリエイター支援プログラム「GO-all」による4作品のオムニバス上映および監督の舞台挨拶。埼玉に住むある家族をテーマに父親、母親、息子、娘に起こる、それぞれの出来事を2010年~2012年の本映画祭ノミネート及び受賞の新進気鋭の若手監督たちが描きます。松竹株式会社と共同で取り組み、今後、映画館での上映も予定しています。

 

コバトンTHEムービー新作上映&トークイベント

SKIPシティを中心に活動する若手映像クリエイターが制作した、埼玉の魅力を映像で発信する短編作品「コバトンTHEムービー」の上映と、作品に関連したイベントを行います。短編ならではの個性あふれる映像表現に凝縮された“埼玉の魅力”をお届けします。

カメラ・クレヨン ~親子で楽しむ映画の世界:

「映像ミュージアム」や「川口子ども映画クラブ」が実施する映像制作ワークショップで子どもたちが制作した作品上映など、親子で楽しめるプログラムのほか、チェコ・日本合作による立体アニメーションも上映。

 

記者会見登壇者からのコメント

記者発表では、審査員およびプログラムの詳細発表が行われ、主催者である上田埼玉県知事、岡村川口市長はじめ、長編・短編審査員が登壇しました。メッセージは次のとおりです。

 

○上田 清司(実行委員会会長・埼玉県知事)

今回は10周年の総決算として埼玉県や川口市の総力を注ぎ、特別なメニューを多数用意した。是非、会場に足を運び、素晴らしさを堪能してほしい。暑い夏をしのぐ熱い映画祭にしたいと思っている。

 

○岡村 幸四郎(実行委員会副会長・川口市長)

SKIPシティではクリエイターの卵からメディアリテラシー教育を行っており、オープン以来体験した子どもたちは20万人にも上る。映画祭では子どもたちが制作した映像作品や「川口子ども映画クラブ」の短編を上映する。引き続き若手映像クリエイターの発掘と育成に努めて参りたい。

 

○八木 信忠(総合プロデューサー)

この映画祭が広く世界のクリエイター達の国際交流の場として機能することを願っている。そのクリエイター達の中から一つでも多くの優秀な才能を見つけ世に送り出すことがこの映画祭の使命でもあると思っている。

 

○富山 省吾(長編部門 国際審査委員長・日本アカデミー賞協会 事務局長)

映画が誕生して120年のなかで、SKIPシティの映画祭が歩んできたこの10年間は、フィルムからデジタルに移行する画期的な時代であった。この映画祭における試みは、これからの映画産業に繋がる新しい時代の始まりだと思っている。

 

○桝井 省志(短編部門 審査委員長・映画プロデューサー)

この数年でさらにクオリティは高くなり、いま日本映画の中でも、短編映画が求められているのではないか。今後の日本映画を背負っていく人たちの作品が集まっているので、是非、観ていただきたい。

 

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013(第10回)

■会期:2013年7月12日(金)~7月21日(日) 10日間
■会場:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール ほか
■主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
■内容:長短編ノミネート作品の上映、関連企画、関連イベントのほか、10周年特別企画など多彩なプログラムを予定しています。

前売券は、6月7日(金)~7月11日(木)の期間、チケットぴあ、セブンイレブン、サークルKサンクス等で取扱いしています。

 

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