本年度審査員
国際コンペティション
審査委員長
渡辺真起子(日本)
俳優
1968年東京都出身。99年、映画『M/OTHER』で初主演を果たし、高崎映画祭にて主演女優賞を受賞。以後、各映画祭で評価を受けた映画作品に多数出演する。代表作に『愛の予感』(07)、『愛のむきだし』(08)、『トルソ』(09)、『ヒミズ』(11)、『2つ目の窓』(14)、『女が眠る時』(15)、『ハローグッバイ』(17)など。『チチを撮りに』(12)で、第55回アジア太平洋映画祭 最優秀助演女優賞、第7回アジアン・フィルムアワードでは日本映画で初めての最優秀助演女優賞を受賞。
審査員
深田晃司(日本)
映画監督
1980年東京都生まれ。映画美学校修了後、2006年にバルザック原作の中編『ざくろ屋敷』を発表。2010年、『歓待』が東京国際映画祭の日本映画「ある視点」作品賞を受賞。長編5作目の『淵に立つ』(16)は、第69回カンヌ映画祭「ある視点」部門審査員賞、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。ほかに、『東京人間喜劇』(08)、『ほとりの朔子』(13)、『さようなら』(15)など。最新作は今年5月公開の『海を駆ける』(18)。また、2012年にはNPO法人独立映画鍋を有志と立ち上げた。
ステファン・ホール(ドイツ)
ラピッド・アイ・ムービーズ社代表、プロデューサー
1965年ドイツ生まれ。映画配給・製作会社ラピッド・アイ・ムービーズの共同設立者。ドイツで様々なアートシネマを配給しており、北野武、三池崇史、パク・チャヌク、キム・キドクなどの作品も配給。ボリウッド映画をヨーロッパに紹介したことで知られる。プロデューサーとしても数々の作品を手がけており、ケビン・デ・ラ・クルス、アシム・アルワリア、SABU、クリストファー・ドイル、アレクサンダー・クルーゲの作品に携わっている。
フレデリック・ツイ(香港)
メディア・アジア社、ジェネラル・マネージャー
アメリカで学んだ後、香港の英語テレビ局のプログラミング部門に入社。以後、香港テレコムにて買付担当と戦略プランニング担当を兼任、そして世界初のVODサービスの立ち上げにも携わる。現在、メディア・アジア社にてセールスと国際共同製作を担当している。また香港批評家協会のメンバーでもあり、雑誌や新聞などに映画批評を寄稿している。
国内コンペティション
審査委員長
桝井省志(日本)
株式会社アルタミラピクチャーズ代表取締役、プロデューサー
大映プロデューサー時代に『シコふんじゃった。』(92)を手掛ける。1993年、磯村一路監督、周防正行監督とアルタミラピクチャーズを設立。『Shall we ダンス?』(96)、『がんばっていきまっしょい』(98)、『ウォーターボーイズ』(01)、『スウィングガールズ』(04)、『それでもボクはやってない』(07)『ハッピーフライト』(08)、『ロボジー』(12)、『終の信託』(12)『舞妓はレディ』(14)『サバイバルファミリー』(17)など劇映画をプロデュース。また『タカダワタル的』(04)など音楽ドキュメンタリー映画も数多く手掛ける。現在、東京藝術大学大学院映像研究科教授として後進の育成にも当たる。
審査員
北條誠人(日本)
ユーロスペース支配人
法政大学経済学部経済学科卒業。大学在学中から映画の自主上映に携わる。1985年ユーロスペースの前身の欧日協会に入社。1989年よりユーロスペースの劇場支配人と配給作品の地方営業を担当する。ミニシアターの創成期から1990年代半ばの最盛期、若い世代のミニシアター離れに至るまでの30年間を見つめてきている。ユーロスペースでは、2014年の『螺旋銀河』、2016年の『見栄を張る』『いたくても いたくても』など近年、本映画祭ノミネート作品が多数公開されている。
マリオン・クロムファス(ドイツ)
ニッポン・コネクション、映画祭ディレクター
ドイツのフランクフルトで毎年開催されている日本映画専門の映画祭ニッポン・コネクションのディレクター。フランクフルト大学にて、演劇、映画、メディアを学び修士号をとる。在学中に映写技師として、また映像編集担当として活動する。2000年にニッポン・コネクション映画祭を立ち上げる。いまでは世界最大規模の日本映画に特化した映画祭に成長した。2013年には日本とドイツの文化交流に貢献したとして、外務大臣表彰を授与された。