長編コンペティション部門
螺旋銀河/antonym
7.22(火)17:00
7.26(土)11:00
<2014年/日本/73分>
容姿も性格も正反対の綾と幸子。
二人を繋ぐ不思議な運命。
綾は、シナリオ学校の課題を共著で仕上げなくてはならなくなる。綾がついた嘘をきっかけに、同じ会社で働く地味な幸子が共同執筆者となるが、作品が完成していくに連れ、二人の関係は微妙に変化していく。
©Natsuka Kusano
監督:草野なつか
出演:石坂友里、澁谷麻美、中村邦晃、恩地徹、石橋征太郎
<解説>
草野なつか監督は東海大学文学部文芸創作学科卒業後、映画美学校フィクションコースに入学。在籍中から自主映画の現場に制作などで参加し、本作が長編監督デビュー作となる。共同脚本は『不気味なものの肌に触れる』(13)や今秋公開作『最後の命』(14)などの高橋知由。優越感と劣等感、憧れと嫉妬を軸に、正反対の二人がシナリオを共同執筆することで、彼女達だけの言葉を共有しながら成長していく様を独特な感性で表現し、鑑賞後に深い余韻を残す。主演の石坂友里と澁谷麻美の絶妙な距離感・空気感に引き込まれる、女性二人の物語。
監督:草野なつか
1985年生まれ。神奈川県大和市出身。東海大学文学部文芸創作学科卒業。在学中、当時同学科の特任教授であった映画批評家・山根貞男の講義を受講し、映画に興味を持つ。卒業後は映画美学校12期フィクションコースに入学。在籍中から自主映画の現場に制作などで参加。本作が初の長編作品となる。