長編コンペティション部門
ラブ・ミー/Love Me ◊ジャパンプレミア◊
7.21(月・祝)14:00
7.24(木)11:00
<2013年/ウクライナ、トルコ/90分>
望まない結婚を控えた男と愛に彷徨う女の、切ない大人のラブストーリー。
嫌々ながら、ウクライナへ結婚前の羽目を外す旅に連れてこられたトルコ人のジェマルはある晩、美しいウクライナ人のサーシャと出逢う。養護施設から逃げ出したサーシャの祖母を探す中で、二人は互いに惹かれ合っていく。
監督:マリナ・エル・ゴルバチ、メフメト・バハドゥル・エル
出演:ウスハン・チャクル、ヴィクトリア・スペスィヴセヴァ、オリーナ・シュテファンシュカ、マルガリータ・コチェレヴァ、ギュヴェン・クラチ、メフメト・バハドゥル・エル
<解説>
マリナ・エル・ゴルバチ監督はウクライナで、メフメト・バハドゥル・エル監督はトルコで映画製作を学ぶ。夫婦でもある二人の長編デビュー作『黒犬、吠える』(09)は第38回ロッテルダム国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭で上映され、日本では第19回アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映、2010年の第21回アンカラ国際映画祭では助演男優賞、新人俳優賞、審査員特別賞の三冠に輝いた。本作『ラブ・ミー』はモントリオール世界映画祭2013フォーカス・オン・ワールドシネマ部門出品作品。ウクライナのキエフを舞台にウクライナ人女性とトルコ人男性が出会い、言葉が通じないながらもいつしか寄り添うようになる。現在のウクライナとトルコの関係なども盛り込まれたビタースウィートな大人の恋愛ドラマ。
監督:マリナ・エル・ゴルバチ
キエフの National University of Theatre, Film and TVとアンジェイ・ワイダ Master School of Film Directingにて映画制作を学ぶ。2004年には短編『The Jar』、2006年に短編『The Debt』を監督。共同監督として、2009年に『黒犬、吠える』で長編監督デビュー。
監督:メフメト・バハドゥル・エル
トルコのミマール・スィナン芸術大学で映画/TV監督コースを卒業。2004年にKarakirmizi Filmを設立。数々の短編作品を制作し、映画祭で25もの賞を受賞。トルコの文化庁によって支援を受けた『黒犬、吠える』で共同監督として、長編監督デビュー。この作品は、2009年にロッテルダム国際映画祭でプレミア上映され、40以上もの国際映画祭で上映された。