長編コンペティション部門
約束のマッターホルン/Matterhorn ◊ジャパンプレミア◊
7.20(日)17:00
7.22(火)14:30
<2013年/オランダ/88分>
孤独な生活を送る男が、自らの殻を破り人生を再発見していくドラマ。
妻の死後フレッドは、欠かさない教会通いと、一秒の狂いもない規則正しい生活を厳しく守りながら暮らしていた。しかし、不思議な男テオを家に招き入れたときから、フレッドの人生は大きく変わり始める。
監督:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カス、ルネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセン
<解説>
2013年のロッテルダム国際映画祭観客賞をはじめ、第35回モスクワ国際映画祭では観客賞、ロシア批評家会員最優秀賞、ロシア映画クラブ連盟賞最優秀賞を受賞。監督のディーデリク・エビンゲは現代音楽・演劇・ドラマを学び、その後多数のドラマや映画に出演し俳優としてのキャリアを積む。監督としては第31回クレルモンフェラン国際短編映画祭最優秀賞『Succes』(08)などの短編やTV映画を監督。本作が長編デビュー作となる。劇中ではクラシック音楽が多用されているが、シャーリー・バッシーの「This Is My Life」のカバーなども挿入され、そのまさかの音楽の組み合わせや、構図、台詞、展開、ラスト、全てにセンスと知性が光る。鑑賞後に幸福感のある至極の一本。
監督:ディーデリク・エビンゲ
アムステルダムのThe School for Drama & Contemporary Music Theatreを卒業。俳優として数々のTVシリーズや映画に出演する。監督としては短編『Naked』、賞を受賞した『Succes』、またTV映画「Just Hans」があり、本作は長編監督デビュー作となる。