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長編コンペティション部門 上映作品
(凡例)日本語タイトル/英語タイトル
上映日程 (製作年/製作国・地域/上映分数)※…映像ホール …多目的ホール
月の下まで/Out to Sea
7.16(月・祝) 17:00 7.20(金) 14:30
<2012年/日本/96分>
障害を持つ息子に対峙する父の葛藤。その人間模様に、いつまでも心が震える。
カツオ釣り漁師の勝雄は、息子の雄介と母と暮らしていたが、母の死により雄介と二人の生活が始まる。雄介が引き起こすトラブルに翻弄され、苦悩する日々の中で、勝雄が決断したこととは…。
©Takeo Urakami
監督:奥村盛人
出演:那波隆史、松澤匠、富田理生、荻野みどり、高山真樹、真賀田サヤ、竹下かおり、平井千尋、下尾仁、鈴木ただし
<解説>
作品の舞台はカツオ漁船の一大基地、高知県西部の港町、黒潮町。苦悩する人々の心情を見事に描写しながら、その土地の伝統や空気感をスクリーンの中に表現した力強い作品。元新聞記者の奥村盛人が自ら脚本を書き監督した。伊丹十三監督作品や多数の舞台に出演してきた那波隆史が主演を務め、若手俳優松澤匠、富田理生らが熱演。主題歌の高知県出身シンガーソングライター、矢野絢子による「唄の舟」も印象深い。
☆映画祭開催期間中、奥村盛人監督がQ&A登壇(予定)
監督/奥村盛人
1978年岡山市生まれ。
高知県の地方新聞に社会部・地方部記者として8年間勤務し、31歳の春に映画制作を志して上京。2010年、映画美学校フィクションコースを卒業後、同校の仲間たちと本作制作に取りかかる。
在学中、16ミリフィルムの修了作品で助監督を務めたほか、35ミリの成人映画の現場などにも参加。
本作が初の長編監督作品となる。