長編コンペティション部門
ビヘイビア/Behavior◊ジャパン・プレミア◊
7.20(月・祝)17:00
7.24(金)14:30
<2014年/キューバ/108分>
厳しい貧困と過酷な環境の中で、
少年と教師の間に生まれる信頼の絆。
闘犬の訓練で稼ぎながら、ドラッグ中毒の母と暮らす11歳のチャラ。教師カルメラは、時折暴力的な振舞いをするチャラを理解するが、病で倒れてしまう。代任の教師はチャラの行動を問題視し、転校させようとする。
©RTV COMERCIAL, Ernesto Daranas & Alejandro Perez
監督:エルネスト・ダラナス・セラーノ
出演:アリーナ・ロドリゲス、アルマンド・バルデス・フレイレ、シルビア・アギラ、ユレット・クルス、アルマンド・ミゲル・ゴメス、アマリ・フンコ、ミリエル・セハス
<解説>
キューバの乾いた映像が力強い印象を残す本作は、2014年のマラガ映画祭(スペイン)でプレミアされ、南米作品部門の作品賞、監督賞、女優賞、観客賞の4部門を受賞した。その後、トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門で上映され、2015年のアカデミー賞外国語映画賞部門のキューバ代表作品にも選出された。生徒たちの信頼を集める教師カルメラを演じたアリーナ・ロドリゲスは本国では著名なベテラン女優で、マラガ映画祭以外にも、本作の演技で、インド国際映画祭、ハバナ映画祭(ニューヨーク)などで女優賞を受賞している。
監督:エルネスト・ダラナス・セラーノ
ドキュメンタリー、TV、演劇、ラジオなど幅広く活動する映像作家。長編デビュー作『Los dioses rotos』(08)は2009年のアカデミー賞で最優秀外国語映画賞のキューバの候補作品として出品された。二作目にあたる本作はキューバでヒットを記録し、マラガ映画祭ではベスト・ラテンアメリカ映画賞を受賞している。