長編コンペティション部門
あした生きるという旅/For the Love of Life: Living for Tomorrow◊ワールド・プレミア◊
7.22(水)17:00
7.25(土)11:00
<2014年/日本/83分>
ALSの夫と、その支えとなってともに病と闘う
妻を追ったドキュメンタリー。
48歳でALS(筋委縮性側索硬化症)を発症した塚田宏は、目の動きで、妻・公子に意思を伝える。同じ病と闘っている人々が世界中にいると気づいた宏は、公子とともに、彼らに会いに行く旅を始める。
©Hanae Uchida
監督:内田英恵
出演:塚田宏、塚田公子、塚田学
<解説>
『博士と彼女のセオリー』(14)でスティーヴン・ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインがアカデミー賞主演男優賞を受賞したことであらためて耳目を集める、ALS(筋委縮性側索硬化症)をテーマにした本作。主人公・塚田宏氏を追い続けた内田英恵監督が本作の前に制作した短編ドキュメンタリー『動かない体で生きる私の、それでも幸せな日常』(08)は、2010年のlook&roll国際映画祭(スイス)で特別賞を受賞している。本作では、国内外の映画祭に内田監督とともに参加した塚田氏が、世界中のALSと闘う人々と交流してゆく姿が神々しい。長編コンペティション部門では4年ぶりとなるドキュメンタリーの本作は、当映画祭がワールドプレミアとなる。
監督:内田英恵
東京とロサンゼルスで映像制作を学び、帰国後、映像の企画・制作会社に入社。その間に監督した、本作と同じ被写体の日常を描いた短編ドキュメンタリー『動かない体で生きる私の、それでも幸せな日常』(08年)が、ヒューストン(アメリカ)とバーゼル(スイス)での短編映画祭にて上映・受賞。現在はフリーランスの映像ディレクター/エディターとして活動している。『あした生きるという旅』は内田英恵初の長編ドキュメンタリーとなる。