ニュース
観客賞受賞作品発表!
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018 国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)の各観客賞受賞作品が決定しました!
審査員による賞の授与とは別に発表される本賞は、来場されたお客様ひとりひとりによる人気投票の集計結果となっており、観客賞を受賞した作品は、もっとも観客の皆さまの支持を集めた作品ともいえる結果となっています。受賞結果は以下の通りです。投票にご協力いただいた皆さまありがとうございました!
国際コンペティション 観客賞受賞作品
© 2016 HERNÁNDEZ y FERNÁNDEZ Producciones cinematograficas S.L., TORNASOL FILMS, S.A RESCATE PRODUCCIONES A.I.E., ZAMPA AUDIOVISUAL, S.L., HADDOCK FILMS, PATAGONIK FILM GROUP S.A.
『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』
<2017年/スペイン、アルゼンチン/91分>
監督:パブロ・ソラルス
出演:ミゲル・アンヘル・ソラ、アンヘラ・モリーナ、ナタリア・ベルベケ、フリア・ベールホルド、オルガ・ボラス
【パブロ・ソラルス監督 受賞コメント】
私が幼い頃から、いやそれ以前の世代の者から引き継がれてきた感情を共有したいという願望のために、これほどまでに個人的なストーリーの脚本を書き、監督をしましたので、世界中の観客の皆さんと上映の機会を共にし、彼らが作品に感情的に反応し、映画の登場人物やストーリーに共鳴している姿を目の当たりにするのは、とても感動的なことです。また、映画祭のコンペティションで上映される場合、私にとって、観客賞は最高に価値のあるものだと思っています。観客賞は、最も純粋な作品への評価であり、長い期間をかけた制作への報労だと思います。
本作は私に、さまざまな国へと旅をし、いろいろな文化に触れるきっかけを与えてくれました。今回、日本に来られたことで、私の人生は大きく変わったと思っています。そして、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で観客賞をいただけたことは、決して覚めてほしくない夢のようです。日本の観客の皆さんに、心から感謝しています。
国内コンペティション(長編部門) 観客賞受賞作品
『岬の兄妹』
<2018年/日本/89分>
監督:片山慎三
出演:松浦祐也、和田光沙、北山雅康、岩谷健司、中村祐太郎、風祭ゆき
★SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018 国内コンペティション長編部門 優秀作品賞受賞
【片山慎三監督 受賞コメント】
観客賞を受賞したことを聞き、素直に感激しております。会場の観客席にいらっしゃった皆様に感謝いたします。映画にするのは勇気と覚悟が必要な題材でした。観た皆様にも覚悟が必要だったと思います。不愉快な気持ちを持った方もいらっしゃったかも知れません。しかしこのような形で賞をいただけたということは観客の皆さんのなかに何かが残ったものだと信じ、岬の兄妹を撮って良かったと思うのと同時にこれからの映画づくりにおいて励みになります。ありがとうございます。
国内コンペティション(短編部門) 観客賞受賞作品
© FUNNY FOR
『はりこみ』
<2017年/日本/28分>
監督:板垣雄亮
出演: 池田香織、鳥谷宏之、板垣雄亮、鶴町憲
【板垣雄亮監督 受賞コメント】
この度は本映画祭において「観客賞」という、実際に「はりこみ」を会場でご覧になっていただいたお客様の皆様による大変素晴らしいご褒美をいただきまして、関係者一同嬉しい気持ちでいっぱいです。厚く御礼申し上げます。私たちの存在は、実際に作品を観ていただくお客様がいなくては成立しません。そしてそのお客様に楽しんでいただけた事がエネルギーとなり、不安な未来に向かってまた少し走る事ができます。今後もたくさん楽しんでいただけますように、より一層精進したいと思います。また、今回は「国際映画祭」ということで英語字幕をつけていただきました。日本語でも面倒な劇中の会話のニュアンスや構成に、翻訳が大変だったのではとお察しします。素晴らしい翻訳をしていただいた方々にも厚く御礼申し上げます。 打ち上げしましょう。今後の映画祭のより一層の発展を願って受賞のコメントとさせていただきます。ありがとうございました。