ゲストインタビュー
長編部門受賞者
<最優秀作品賞(グランプリ)> ミゲル・アンヘル・ヒメネス監督 『チャイカ』
― 今のお気持ちは?
とても幸せです。そして、とても驚きました。審査員の方々と観客の皆さんに感謝します。日本の観客のみなさんはとても反応が良く、作品を丁寧に観て下さり、とても嬉しく思いました。いま、私が言いたいことは、グルジア語で“ディディマドロバ”、ロシア語で“スパシーバ”、スペイン語で“ムチャス・グラシアス”、そして“ありがとう”です。
― 映画祭に対する印象は?
はじめての日本では、たくさんのものを見て体験し、スペイン人としていろいろと考えることができるとても良い機会でした。映画祭は、本当に素晴らしかったです。観客の反応がとてもよく、嬉しく思いました。
<監督賞> ヤリブ・ホロヴィッツ監督 『フロントラインミッション』
― 映画祭に対する印象は?
非常にオーガナイズされた映画祭で、作品のセレクションも素晴しかったと同時に、自分自身の受賞は驚きでした。スタッフをはじめ観客のみなさんもとても優しく、映画を愛していることを感じることができ、また是非、戻ってきたいと思います。
<脚本賞> フアン・カルロス・マネグリア監督 『セブン・ボックス』
― 映画祭に対する印象は?
映画祭全体がとてもまとまっていて、作品上映設備やスタッフの対応など、映画祭のクオリティがものごく高く、とても良い印象を受けました。
<審査員特別賞> 坂下 雄一郎監督 『神奈川芸術大学映像学科研究室』
― 今のお気持ちは?
映画を作るときには、映画祭とか最終的には劇場公開とかをできればと思っていた気持ちがあったのは確かですが、今回、審査員特別賞をいただき、更に「SKIPシティDシネマプロジェクト」に選んでいただき、劇場公開がこんなに早く実現するとは思わなかったので、とても嬉しく思っています。
<SKIPシティアワード> まつむらしんご監督 『ロマンス・ロード』
― 映画祭に対する印象は?
クリエイターにとってなのですが、国内外から、よくここまで質の高い作品を集めたなと思いました。僕自身も数多くの作品を鑑賞することができたので、とても刺激を受け、今回、この映画祭に参加できたことは、次の作品を撮るときに間違いなくプラスのことになるだろうなと思いました。
短編部門受賞者
<最優秀作品賞> 金井 純一監督 『転校生』
― 今のお気持ちは?
2009年に『求愛』という作品で長編部門にノミネートされましたが、今回は賞をいただけて嬉しいです。この短編を撮ろうとした時に、震災のことは避けて通れないと思いました。撮影時、たまたまですが「風の又三郎」のような風が吹いて良い画が撮れて、恵まれた映画になりました。2013年11月に『ゆるせない、逢いたい』という長編作品が劇場公開になります。それが大事なスタートになると思いますので、この賞をきっかけにして映画界に根強く残っていけたらと思います。
― 映画祭に対する印象は?
『転校生』もいろいろな会場で上映はしているのですが、SKIPシティの映画祭の上映環境はとても素晴らしく、自分でも映像ホールで観ていて、こういう音が録れているんだとか、こんなに綺麗な音がするんだという驚きがありました。
<奨励賞> 内田 進康監督 『日の射すほうへ』
― 今のお気持ちは?
今回、たくさんの人に観ていただけて、奨励賞をいただくことが出来、とても嬉しく思っています。次は長編を作りたいなと思っています。既に構想もたてていますので、是非、完成させてまたこの映画祭に戻ってこれればと思っています。
<奨励賞> 三宅 伸行監督 『もはや ないもの』
― 映画祭に対する印象は?
意外だったのが、僕たちが参加する映画祭は、ほとんどが映画関係者が集まるんですけど、とても意外だったのが、一般のお客さんが多く、作品についてまったく知らない人たちに観ていただけたというのが、僕たちにとっては一番嬉しいことでした。今回の作品は、大きなスクリーンで初めて観ていただける点に、とても意味があるので、観客の反応を間近で感じることができて、とても良かったです。