ゲストインタビュー

 

   ■長編部門受賞者

   ■短編部門受賞者

   ■アニメーション部門受賞者

 

長編部門受賞者

<最優秀作品賞>  アレハンドロ・グスマン・アルバレス監督 『朝日が昇るまで』

 

― 受賞のお気持ち

 

<最優秀作品賞>  アレハンドロ・グスマン・アルバレス監督 『朝日が昇るまで』

受賞するとは思っていなかったので、賞を手渡される瞬間はとても緊張しました。嬉しくて、夢のような気持ちです。映画祭に招待してくださって、こんな素晴らしい賞もいただいて本当にありがとうございます。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

日本に行ったことのある友人たちの土産話を聞くたびに、本当に羨ましくて、昔から日本に来たいと思っていました。初めての来日でしたが、日本はメキシコと似ている部分もありつつ、全く違うことも多くて刺激的でした。関係者、スタッフ、そして観客の皆さんにも本当に良くしていただきました。また別の新しい作品で、日本に、そしてこの映画祭に戻って来られることを願っています。

 

 

 

<監督賞> キャロライン・ジョンソン プロデューサー 『タンナ』 

 

キャロライン・ジョンソン プロデューサー 『タンナ』 

― 受賞のお気持ち

 

監督賞をいただいて、とにかく興奮しています。本当にありがとうございます。ベントレー・ディーン監督とマーティン・バトラー監督に代わり御礼を申し上げます。そしてこの映画の製作に関わった皆さん、特に出演してくださったタンナ島の村の皆さんに感謝したいと思います。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

実は今回初来日ではなくて、1984年に来日したことがあるんです。当時と変わっているものもあれば、変わっていないものもあると思いますが、日本は本当に素晴らしいところですね。映画製作者の醍醐味は、やはりQ&Aなどで観客の皆さんとコミュニケーションが取れることです。映画を通して様々な人と繋がりたいと思っているので、今回もたくさんの観客の皆さんに声を掛けていただいて、本当に楽しい時間を過ごしました。

 

 

<脚本賞> ミネア・ポペスク撮影監督 『アヒルからの贈り物』 

 

<脚本賞> ミネア・ポペスク撮影監督 『アヒルからの贈り物』

― 受賞のお気持ち

 

今回、映画祭に招待していただいて、そして賞もいただいて本当にありがとうございます。私はこの映画の撮影監督ですが、監督とプロデューサーに代わって、この映画に関わったすべての方に感謝したいと思います。日本で上映できたことは大変光栄です。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

フランスやベルギーの人たちは、日本の映画やアニメといった文化をたくさん観ながら育っていますし、私が最も尊敬している映画監督は日本の北野武監督です。ですから、ずっと昔から日本に来てみたいと思っていました。今回来日できてとても嬉しいです。Dシネマ映画祭はセレクションも素晴らしく、他の監督たちと交流することもできました。またすぐに日本に来ることができたら良いなと思っています。

 

 

SKIPシティアワード> 藤村 明世監督 『見栄を張る』 

 

<SKIPシティアワード> 藤村 明世監督 『見栄を張る』 

― 受賞のお気持ち

 

まさかと思っていたので、受賞できて驚いています。スタッフ、キャスト、そして映画に協力してくださった大阪と和歌山の方に良い報告ができてホッとしています。素直に嬉しいです。

 

―Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

色んな国の映画を観て、その国の文化や生活を、映画を通して触れることができて、とても楽しい体験になりました。今後も人間ドラマを、特に女性のきれいな部分だけでなく汚い部分も描ける映画監督になりたいと思っています。これからも映画を作り続けたいです。

 

 

 

短編部門受賞者

<最優秀作品賞> 三ツ橋 勇二監督 『嘘をついて』

 

<最優秀作品賞> 三ツ橋 勇二監督 『嘘をついて』

― 受賞のお気持ち

 

(最優秀作品賞を)獲りたいな、と思っていて獲れたのでとても嬉しいです!

 

―Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

映画祭スタッフの方々と接していて、作品に対する愛を感じましたし、進行も作品を優先しているのが、とても作品を大事にしている映画祭だなと思って、参加していて気持ちよく楽しめました。お客さんもたくさん来てくださって、きれいな劇場で大きなスクリーンで美しい映像で観ることができてとても光栄でした。

 

 

 

 

 

<奨励賞> 上田 慎一郎監督 『テイク8』

 

<奨励賞> 上田 慎一郎監督 『テイク8』

― 受賞のお気持ち

 

4年前に『恋する小説家』という作品で初めてDシネマ映画祭にノミネートして、そのときはただ観てもらえるだけで嬉しかったのですが、表彰式で名前が呼ばれなかった悔しさも確かにあって。今回奨励賞をいただけて、忘れ物を取りに来ることができました。ただ、もうひとつ上に最優秀作品賞があるので、届かなかった悔しさと、奨励賞をいただけた嬉しさの両方を感じる、今の自分にいちばん良い賞をいただけたのかなと思っています。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

全部の作品は観られなかったですが、ほぼ毎日SKIPシティに通っていました。普段観られない映画ばかりなので、すごく刺激をもらいました。本当に十人十色な作品をまとめて上映しているので、気づかなかった自分の好みや方向性を発見したり。それはやはり映画祭ならではのことだと思います。次は長編を作って、戻って来られたら良いなと思います。

 

 

 

<奨励賞> 井上 博貴監督 『夕暮れの催眠教室』

 

<奨励賞> 井上 博貴監督 『夕暮れの催眠教室』

― 受賞のお気持ち

 

「若手育成」の映画祭の中で、自分は正直そんなに若手ではないので(笑)。賞をいただいて嬉しい反面、これからもっと頑張って行きたいという気持ちになりました。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

次は長編をやってみたいと思っているので、長編作品を中心に観ていました。特に『朝日が昇るまで』と『アウト・オブ・マイ・ハンド』、『長江図』がすさまじく印象に残っています。Dシネマ映画祭に参加していなければ観ることができなかった作品と出会えて、素晴らしい映画体験になりました。ゆくゆくは自分も長編を撮って、またこの映画祭に戻ってきたいです。

 

 

アニメーション部門

<最優秀作品賞> ふくだ みゆき監督 『こんぷれっくす×コンプレックス』

<最優秀作品賞> ふくだ みゆき監督 『こんぷれっくす×コンプレックス』

 

― 受賞のお気持ち

 

本当にびっくりというか、只々嬉しく思っています。この作品は初めから終わりまでずっとワキ毛のことを話しているようなアニメなので(笑)、この作品にグランプリをあげようと思ってくださった映画祭の勇気ある行動に感謝しています。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

アニメーション部門の作品は本当に全部クオリティが高くて、どれが賞を撮ってもおかしくないラインナップだったのですごく刺激的で楽しかったです。私は実写の作品も作っているので、長編、短編も観ましたが、どれも楽しませていただきました。次は実写の短編、そして長編にも挑戦したいと思っています。また実写作品でこの映画祭に戻ってきて、長編、短編、アニメーション部門のすべてでノミネートした初めての監督になれるように頑張りたいです。

 

 

 

奨励賞> 円香監督 『愛のかかと』 

<奨励賞> 円香監督 『愛のかかと』

 

― 受賞のお気持ち

 

自分で気に入るところまで作りたくて、完成までけっこう長い時間がかかってしまった作品なので、たくさんの方に迷惑もかけたと思います。ですが、やはりやりきってよかったという気持ちがあって、完成まで支えてくださった方々に御礼を言いたいです。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

川口総合高校で映画を撮ったことがあって、その時に川口には何度も来ていて、SKIPシティにも何回か来ていたんです。Dシネマ映画祭には初めての参加でしたが、お客さまも多くて、すごくしっかりした映画祭だと思いました。アニメーションを作り続けることは本当に大変ですが、それでもやっぱり作っていかないといけないなと感じています。映画祭に参加して、奨励賞をいただけたことでモチベーションがあがるきっかけになりました。

 

 

 

 

 

奨励賞> 見里 朝希監督 『あたしだけをみて』

<奨励賞> 見里 朝希監督 『あたしだけをみて』

 

― 受賞のお気持ち

 

トロフィーがとても重かったです(笑)。今まで学生映画祭に参加したことはありましたが、国際映画祭は初めてでした。画質も音響も素晴らしい環境で作品を上映してもらえて、さらに賞もいただけて本当に嬉しかったです。

 

― Dシネマ映画祭に参加されてみていかがでしたか?

 

ほかのアニメーション部門の監督にはプロの方もいらっしゃったので、Q&Aのときはとても緊張しました。お子様連れの観客もいらしたのですが、子どもたちにも自分の作品が理解してもらえて、面白かったと言ってもらえたときは意外な発見でもあり、本当に嬉しかったです。これからも人に伝わる作品を作っていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

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