ゲストインタビュー
長編部門受賞者
<最優秀作品賞> 出演:ポーギー・フランセン 『約束のマッターホルン』
― 今のお気持ちは?
受賞してとても嬉しいです。私は俳優としてこの映画に出演していて、監督ではないのですが自分自身も母国オランダで監督経験がありますので、監督の気持ちもよくわかります。本作のディーデリク・エビンゲ監督もきっとびっくりしていることだと思います。帰国したら真っ先に監督に伝えに行きたいです。
― 映画祭の印象は?
今回初めての来日でとても楽しい経験をしました。非常に準備が行き届いていて設備も素晴らしかったです。
観客の皆さまにもあたたかく迎えてくださって、本当に素敵な滞在になりました。
<監督賞・SKIPシティアワード> 草野なつか監督 『螺旋銀河』
― 今のお気持ちは?
(受賞したことに)驚きしかありません。びっくりしています。賞を取るということについては、欲を持つと失敗するタイプなので意識的に考えないようにしていました。スタッフ、キャストからはとにかく「頑固だ」と言われて、反対されても「これ」と決めたことは絶対に貫いたので、そこを「勇気」と評価していただけて良かったです。
― 映画祭の印象は?
いろいろな国の作品や、長編、短編、アニメーションと広いジャンルの作品を一挙に観ることができて、とても良い映画祭だと思いました。お客様から、タイトルの意図や作品の内容についてQ&Aでもたくさん聞いていただいて、お話しできたのが良かったです。2作目、3作目と作り続けて、またこの映画祭に戻ってこれるように頑張っていきたいです。
<脚本賞> ダニエル・ヒベイロ監督 『彼の見つめる先に』
― 今のお気持ちは?
とても喜んでいます。この作品を日本で上映することができて、さらに賞を持って帰ることができてとても嬉しいです。普遍的なテーマを扱った作品をつくることが目的だったので、日本の観客の皆さんにも自分の作品を楽しんでいただけたことに何より感激しています。
― 映画祭の印象は?
皆あたたかく映画を迎えてくださって、上映が終わった後も劇場の外で皆さんいろいろと質問をしてくれたり、話しあったりできて、すごく楽しかったです。
短編部門受賞者
<最優秀作品賞> 大橋隆行監督 『押し入れ女の幸福』
― 今のお気持ちは?
3年前にこの映画祭に観客として来た時に、とても良い映画祭だと思って、国内のどの映画祭よりもこの映画祭にノミネートされたいと思っていました。
今回ノミネートだけでなく、最優秀作品賞を受賞することができてまだ実感が湧いていません。実はこの映画祭期間中に30歳の誕生日を迎えて、すごく良い誕生日になりました。
― 映画祭の印象は?
大きなスクリーンと良い音響で、上映環境の良さを実感しました。Q&Aで実際に自分の作品を観てくださったお客様と触れ合えるというのも有り難い経験になりました。
<奨励賞> 山本亜希監督 『ネクタイと壁』
― 今のお気持ちは?
この作品にとって初めての映画祭で賞をいただけたことがとても嬉しいです。今まで参加した映画祭では、ほかの作品を観る機会があまりなかったのですが今回は作品もたくさん観ることができて、「あの作品が受賞するのかな・・・」と思ったりしていたのですが、自分の作品が受賞できて、この暑さも吹っ飛んだ気がします。
<奨励賞> 松本卓也監督 『帰ろうYO!』
― 今のお気持ちは?
今回初めてSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にノミネートされて、自分の映画が英語字幕の入った状態でワールドワイドな国際映画祭で上映されたのを観て感激しました。賞をいただけたことがとても嬉しいです。短編には短編の良さ、長編には長編の良さがあると思うので、これからも短編、長編どちらも作り続けてまたこの映画祭に戻ってきたいです。
アニメーション部門
<最優秀作品賞> 胡ゆぇんゆぇん監督 『夕化粧』
― 今のお気持ちは?
まさか受賞するとは思っていなかったので、びっくりしています。新設のアニメーション部門で最初の最優秀作品賞を受賞できて、とても光栄です。上映の環境がとても優れていて、自分の作品がすごく綺麗に観れて、それをたくさんのお客様に観ていただけたことがとても嬉しいです。