国際コンペティション
未成年(原題)/Another Child◊ジャパン・プレミア◊
7/16 (火) 17:00
7/20 (土) 14:30
<2019年/韓国/96分>
複雑な関係の二人の女子高生を描く、
韓国の人気俳優キム・ユンソク監督デビュー作。
女子高生のジュリは、父が同級生ユナの母ミヒと浮気をしていることを知り、ユナに忠告するが、逆にミヒが父の子を妊娠していることを知らされる。口論の末、ユナはジュリの母に夫の浮気をばらしてしまう。
©SHOWBOX
監督:キム・ユンソク
出演:ヨム・ジョンア、キム・ソジン、キム・ヘジュン、パク・セジン、キム・ユンソク
<解説>
韓国映画らしいドロドロとした設定のもとで出会う二人の少女が、生命の大切さを知り成長していく様を、大胆かつ繊細に描いた美しい作品。本作が初監督となるキム・ユンソクは、説明するまでもない韓国を代表する人気俳優。『チェイサー』(08)、『哀しき獣』(10)などナ・ホンジン監督の傑作で主演を務め、『チェイサー』では韓国の二大映画賞、青龍映画賞と大鐘賞で主演男優賞を受賞したほか、『10人の泥棒たち』(12)、『1987、ある闘いの真実』(17)といった大ヒット作でも主演を務めている。創作劇フェスティバルで上演された舞台に感銘を受けたキム監督は、本作を5年がかりで映画化した。ジュリを演じるのは、ぺ・ドゥナ主演のゾンビ時代劇シリーズ「キングダム」(19)などに出演するキム・ヘジュン。ユナを演じたパク・セジンはモデル出身で、映画初出演ながら堂々たる演技を見せている。本映画祭がジャパン・プレミアとなる。
監督:キム・ユンソク
1986年、舞台「欲望という名の電車」でデビュー。90年代は演劇界を中心に活躍。その後TVドラマ、映画での活動を増やし、主演を務めた『チェイサー』(08)の演技が高く評価され、大鐘賞の男優主演賞、青龍映画賞の主演男優賞を受賞。『哀しき獣』(10)、『10人の泥棒たち』(12)、『海にかかる霧』(14)、『天命の城』(17)、『1987、ある闘いの真実』(17)など多くのヒット作に出演し、本作で監督デビューを飾る。