国際コンペティション
ブラインド・スポット/Blind Spot◊アジアン・プレミア◊
7/16 (火) 14:30
7/20 (土) 10:30
<2018年/ノルウェー/98分>
上映時間98分、全編ワンカット!
極限の状態で、母は娘の隠された哀しみを知る。
その日、帰宅した娘テアはいつもとまるで変わらない様子だった。しかし、食事の支度をしていた母マリアが呼んでも返事がない。娘の部屋に入ってみると、窓は開きっぱなしで、テアの姿もなくなっていた…。
監督:ツヴァ・ノヴォトニー
出演:ピア・シェルタ、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ノーラ・マテア・オイエン、テオドール・バーズネス=シモンセン、ペール・フリッシュ、マリアンヌ・クロフ、オッドゲイル・テューネ
<解説>
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)、『ヴィクトリア』(15)、『ウトヤ島、7月22日』(18)など、近年ワンカットの手法が話題となる作品が多い。本作もその系譜の一本だが、ワンカットであるがゆえ映画に生まれる「ブラインド・スポット(=盲点)」を、主人公と同じリアルタイムで観客が理解してゆく、体験型の作品となっている点が特徴である。本作は『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(17)や『ヒトラーに屈しなかった国王』(16)などに出演する、スウェーデン出身の人気女優ツヴァ・ノヴォトニーの監督デビュー作。2018年のトロント国際映画祭でプレミアされ、コンペティション部門に出品されたサン・セバスチャン国際映画祭では主演のピア・シェルタが最優秀女優賞を受賞。ヨーテボリ国際映画祭でも国際批評家連盟賞を受賞するなど、高い評価を得ている。本映画祭がアジアン・プレミアとなる。
監督:ツヴァ・ノヴォトニー
『アナイアレイション -全滅領域-』(18)や『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(17)などで国際的に活躍する女優でありながら、ノルウェーで人気のTVシリーズ「Dag」の第4話や「Lilyhammer」第1話の演出を担当する。自身のオリジナル脚本に基づく本作で、長編監督デビューを果たした。