国際コンペティション
バッド・アート/Bad Art◊インターナショナル・プレミア◊
7/15 (月・祝) 11:00
7/18 (木) 17:00
<2019年/アメリカ/81分>
アーティストの情熱を搾取するアート業界を風刺した
スラップスティック・コメディ。
無名画家のジョルダナは、収入のために、別のアーティストに雇われて他人名義の絵を描く日々を過ごしていた。ある日、有名雑誌に絶賛された作品を求めて、多くのバイヤーたちが突然仕事場にやって来る。
©Studio Visit LLC
監督:タニア・レイモンド、ジオ・ゼッグラー
出演:タニア・レイモンド、ルーリグ・ゲーザ、サラ・ウィンター、マーク・L・ヤング、ジョシュ・スタンバーグ、ヴィンセント・パストーレ、クリスチャン・バンク
<解説>
権威者が評価したことで作品が突然価値を持つ、たとえ才能があっても無名の芸術家は一向に報われない、そんなアート界が抱える矛盾を、初期のケヴィン・スミス監督作品を思わせる風刺コメディに仕立て上げ長編監督デビューを果たしたのは、女優でもあるタニア・レイモンドとアーティストのジオ・ゼッグラー。主演も務めたレイモンドは、大人気TVシリーズ「LOST」にアレックス・ルノー役として第二シーズンから最終シーズンまで出演。現在は「弁護士ビリー・マクブライト」に出演している。一方ゼッグラーは、気鋭のスプレーアート作家で、BEAMS原宿の印象的な壁画を描き日本でも知られている。また、『サウルの息子』(15)で主人公サウルを演じたルーリグ・ゲーザや、「私はラブ・リーガル」のジョシュ・スタンバーグ、「24 -TWENTY FOUR-」のサラ・ウィンターなどの出演も見逃せない。本映画祭がインターナショナル・プレミアとなる。
監督:タニア・レイモンド
女優として活躍する傍ら、MVの監督や脚本家としても活動している。アートを主題にしたTVシリーズのパイロット版の脚本をジーグラーと共同で執筆しており、社会風刺劇や風変わりなコメディに取り組んでいる。女優としては、アマゾンで配信中のビリー・ボブ・ソーントン主演「弁護士ビリー・マクブライド」(TVシリーズ)に出演中。
監督:ジオ・ゼッグラー
アーティストとして彫刻、絵画、脚本家として活躍している。東京、パリ、イスタンブール、ニューヨーク、ミラノなどで、壁画や彫刻の展覧会が行われた経験を持つ。それぞれのキャリアを生かしつつ、文学や歴史的観点も盛り込みながら、レイモンドと共同で脚本を執筆している。