国内コンペティション 長編部門
サクリファイス/Sacrifice◊ワールド・プレミア◊
7/14 (日) 14:30
7/17 (水) 10:30
<2019年/日本/76分>
カルト、災害、未来予知、戦争… 。
様々なキーワードが交錯する重層的なドラマ作品。
かつて新興宗教団体〈汐の会〉で東日本大震災を予知した翠は、今は女子大生になっていた。その頃、大学周辺では三つの不穏な事件が起こり、同じ大学の塔子は猫殺しの犯人が同級生の沖田ではないかと疑うが…。
©2018立教大学映像身体学科/Récolte&Co.
監督:壷井濯
出演:青木柚、五味未知子、半田美樹、藤田晃輔、櫻井保幸、矢﨑初音、下村花、三坂知絵子、草野康太、三浦貴大
<解説>
時代が令和に移りゆく中、平成を総括するかのような世紀末感を纏う本作は、第一回立教大学映像身体学科スカラシップ作品。監督の壷井濯は、日本映画学校(現日本映画大学)を卒業後、立教大学現代心理学部映像身体学科に入学した。在学中から篠崎誠監督や黒沢清監督の現場にスタッフとして参加した経験からか、本作は長編第一作とは思えないスケール感のある作品に仕上がっている。謎めいた沖田を演じた青木柚は、『コーヒーが冷めないうちに』(18)や『累-かさね-』(18)など続々と映画出演を果たしている期待の新鋭。主演を務めた最新作『暁闇』が7月より公開となる。他にも、五味未知子、半田美樹など多くの若手俳優たちが共演する中、三浦貴大、草野康太、三坂知絵子といった実力派俳優が出演し、作品に奥行きと力強さを与えている。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。
監督:壷井濯
東京都出身。日本映画学校(現日本映画大学)卒業後、立教大学現代心理学部映像身体学科に入学。在学中より、篠崎誠監督『SHARING』(14)、『共想』(18)や黒沢清監督『岸辺の旅』(15)にスタッフとして参加。本作は第一回立教大学映像身体学科スカラシップ作品として選出され、これが長編初監督となった。