国際コンペティション
コメディ・クイーン
Comedy Queen
- 上映日時
- 7/17(日)10:30 多目的ホール
- 7/20(水)14:20 映像ホール
- 配信日時
- 7/21(木)10:00 ~ 7/27(水)23:00
父の笑顔を取り戻すため、コメディアンを目指す少女。
13歳の挑戦は成功するのか?
母の死によって深い悲しみを負ったサーシャだったが、決して泣いたりはしないと、自身に固く誓っていた。代わりにコメディアンとなって、みんなを、特に父を笑顔にするため、彼女は計画を実行していく。
©Ola Kjelbye
監督:サナ・レンケン
出演:シーグリッド・ヨンソン、オスカル・トリンゲ、エレン・タウレ、イギー・マルムボリ、アンナ・ビエルケルド
2022年 / スウェーデン / 94分
母を亡くした悲嘆を乗り越えるために、13歳のサーシャが立てる4つの誓い。それを実行に移していく彼女が、コメディアンとしてステージに立つまでの不安と緊張にハラハラさせられ、そしてじんわりと泣けるやさしい作品。今年のベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門で、作品賞に当たるクリスタル・ベア賞を受賞した。誰もがその魅力に虜になってしまうサーシャを演じたシーグリッド・ヨンソンは、若くして長い経歴を誇る女優で、主演した短編『Agnes』(14)がベルリンの同部門でスペシャル・メンションを受賞している。日本でも「わたしは倒れて血を流す」が出版されているイェニー・ヤーゲルフェルトのベストセラー児童書の原作を基に監督を務めたのはサナ・レンケン。本作は彼女の長編2作目に当たるが、デビュー作『マイ スキニー シスター』(15)でもベルリンの同部門でクリスタル・ベア賞を受賞しており、なんと2作続けての快挙となった。
監督:サナ・レンケン
1978年、スウェーデンのヨーテボリ生まれ。ストックホルムの国立映画演劇学校とデンマークのヨーロピアン・フィルム・カレッジで学ぶ。『Eating Lunch』(13)などの短編 や「Double Life」シリーズで成功を収めた後、2015年『マイ スキニー シスター』で長編デビュー。同作はベルリン国際映画祭クリスタル・ベア賞、ヨーテボリ映画祭観客賞に輝いた。最新作はSVT制作の人気シリーズ「Thin Blue Line」とViaplay配信シリーズ「Thunder in My Heart」。
メッセージ
深刻な背景がありながら、ユーモアと温もりをもって語られるストーリーにいつも惹かれます。新しい視点で生きることを描いた本作は観客の心の琴線に触れ、癒しと希望を与えてくれるはずです。