特集上映「What's New~飛翔する監督たち~」
世界の始まりはいつも君と
Deadly School
- 上映日時
- 7/16(土)14:00 映像ホール
繋がるはずのない世界が繋がっていると気づいた時、
正体不明の「何か」がやってくる…。
文化祭の準備に余念のない高校2年生の漫才コンビ、ユウとノブ。彼女たちをはじめ、愛心学園の誰もが変わらない日々を過ごし、今を生きていた。しかし、科学部の氷鏡と映画部の依鳴だけは、その異変に気づいていた。
©Carmina
監督:磯部鉄平
出演:手島実優、根矢涼香、栗生みな、工藤綾乃、倉嶋かれん、辻凪子、村田奈津樹
配給:MIRAI
2022年 / 日本 / 125分
パラレルワールドで展開する、女子高生たちの生死を懸けたドラマ。映画祭のオープニングにふさわしい、堂々たるエンターテインメント作品を監督したのは、2018年『予定は未定』で短編部門優秀作品賞、2019年『ミは未来のミ』がSKIPシティアワード、そして、2020年『コーンフレーク』が長編部門観客賞と、本映画祭初の3年連続受賞を果たした磯部鉄平。脚本の永井和男とともに、ユーモアを交えて、市井の人々の日常を温かく描いてきた唯一無二の持ち味は活かしながら、本作では ジャンル映画という新しい挑戦を見事に自分のものにしている。原作は、麻草郁の人気舞台「アリスインデッドリースクール」。2010年の初演以来10年以上にわたり再演を繰り返し、アニメやコミック化もされている。出演には、過去の磯部作品にも出演した手島実優、根矢涼香、倉嶋かれん、辻凪子らに加え、舞台版に出演し本作では主題歌も歌う栗生みな、さらに工藤綾乃や村田奈津樹といった期待の若手女優たちが勢揃いしている。
監督:磯部鉄平
ビジュアルアーツ専門学校大阪を卒業後、2016年から映画製作を開始。小谷忠典監督のドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品-石内都、織るように-』(15)に海外撮影スタッフとして参加。帰国後に撮影した初長編映画である『ミは未来のミ』(19)はSKIPシティアワードなどを受賞。2020年~2021年にかけて「磯部鉄平監督特集」として各都市(東京・名古屋・大阪・京都)にて劇場公開。
メッセージ
新作映画の打ち合わせで大阪から意気揚々東京にやって来たら、散々な扱い受けて辛酸舐めまくりでどこの街かもわからない路地を歩いていました。完全に迷子。新幹線代返せ!フラフラ高円寺にたどり着き、居酒屋で「アリスインデッドリースクール」原作者の麻草郁さんと出会って意気投合。次の日には映画化の監督として打ち合わせに呼ばれていました。人生何が起きるかわかりませんね。