国内コンペティション 短編部門
ウィーアーデッド
We’re Dead
- 上映日時
- 7/18(月・祝)10:30 多目的ホール
- 7/22(金)14:20 映像ホール
- 配信日時
- 7/21(木)10:00 ~ 7/27(水)23:00
別れたいの?私は。別れたくないのか?俺は。
倦怠期の二人が出した答えは?
売れない芸人のレイジは会社員のナナセと同棲中。将来を案じながらも、互いに別れを切り出せずにいる。ナナセは新しく会社に入ってきたシュンに口説かれるが、彼を利用して自分の気持ちを確かめようとする。
©NOTHING PRODUCTION
監督:野呂悠輔
出演:田口夏帆、塩顕治、藤田晃輔、遠藤史也、宇乃うめの
2022年 / 日本 / 54分
長年付き合っているカップルの抱える悩みを、第三者の存在を利用して解決しようとし、ある種男女の狡猾さを描いている本作。メガホンを取ったのは、前作『私が神んなる前の話』(20)でも全員片想い状態の男女4人を描き、等身大の恋愛物語を切り取ることを得意とする野呂悠輔。ゾンビ映画にも使えそうな今作のタイトルが意味するものを知ったとき、自分の人生を見直したくなるに違いない。別れる理由を探しているダメ男を演じるのは、子役から活躍し、最近では『CHAIN/チェイン』(21)で時代劇にも挑戦した塩顕治。また、イケメンアルバイトを『サクリファイス』(19)での演技も記憶に新しい藤田晃輔が演じ、田口夏帆演じるナナセを惑わせている。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。
監督:野呂悠輔
東京外国語大学在学中に映画美学校フィクション・コース16期初等科修了。2019年、米ニューヨーク滞在中に製作した短編『Mutual Understanding』がきりゅうアワード2019、広島こわい映画祭2020に入選。2020年『サッドライヴス』を製作。同年製作した中編『私が神んなる前の話』がTAMA NEW WAVE ある視点部門、京都国際映画祭クリエイターズ・ファクトリーに入選。
メッセージ
時間的にあまり余裕のない条件の中で撮影した作品ですが、それでもこのような素晴らしい映画祭で上映する機会をいただけるような映画に完成させられたのは、粒揃いの俳優たちのパフォーマンスによるところが大きいと考えています。彼らが見せるその佇まい、表情の素晴らしさにぜひ注目していただければと思います。