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国内コンペティション 短編部門

ストレージマン
Storage Man

上映日時
7/18(月・祝)13:50 多目的ホール
7/22(金)11:00 映像ホール
配信日時
7/21(木)10:00 ~ 7/27(水)23:00
短編② World Premiere
職も家も失った男が行き着いたところはトランクルーム。
隣からの声、聞こえますか?

自動車工場の派遣社員・森下は妻と娘の3人暮らし。しかし、コロナショックで派遣切りにあい、職を失ってしまう。妻からは離婚を、会社からは社宅の立ち退きを迫られ、仕方なくトランクルームで生活を始める。

©MANTRIX PICTURES

監督:萬野達郎
出演:連下浩隆、瀬戸かほ、渡辺裕之、矢崎広、渡部直也、米本学仁、古坂大魔王

2022年 / 日本 / 39分

 

人が住むことを禁止されている密室空間であるトランクルームを舞台に、コロナ禍の閉塞感を描き、設定自体にダブルミーニングを持たせている本作。食事やトイレのシーンなど目を疑いたくなるような悲惨な状況も、経済情報メディア・NewsPicksやNHKワールドの経済番組で演出を担当してきた萬野達郎監督だからこそ、リアルさを追求したのであろう。また、本作で主演を務めた連下浩隆はプロデューサーとしても参加。夫に未練を残しながらも父親に言われるがままに離婚をしてしまう妻役の瀬戸かほは、トランクルームで森下に迫る住人と、全く異なる性格のキャラクターを一人二役で挑戦している。また脇を固めるキャスト陣には『47RONIN』(13)をはじめ日米両国で活躍する米本学仁や、渡辺裕之らが名を連ね、声優として古坂大魔王も参加している。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。


監督:萬野達郎

監督:萬野達郎

大阪府出身。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校映画制作学科を卒業。日本帰国後、市川海老蔵の映像作品や、カナダ建国150周年記念番組などを演出し、映画監督としても精力的に活動。映画『Motherhood』(19)は国内外で20以上の映画祭に入選し、Action On Film International Film Festivalの最優秀外国作品賞をはじめ、数々の映画祭で賞に輝いた。現在は経済メディア「NewsPicks」の番組を演出している。

メッセージ

新型コロナウイルスの感染拡大は、それまでの人々の暮らしを一変させました。今なお、多くの方々が経済的な困窮に苦しんでいます。コロナにより全てを失った主人公が、もう一度立ち上がる姿を描くことで、貧困や格差社会に苦しむ人々の心に、少しでも「希望の火」を灯せればと願っています。


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