特集上映「トップランナーたちの原点」
新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争/Shinjuku Triad Society
7/17 (水) 17:30
<1995年/日本/101分/R15+>
これぞ三池!記念すべき劇場映画デビューを飾った
ピカレスク・バイオレンス!
あらゆる犯罪のるつぼ・新宿歌舞伎町で勢力を伸ばすチャイニーズ・マフィア“龍爪”。彼らを追う新宿署の一匹狼・桐谷は、警官刺殺事件の捜査を続ける中で、弟の義仁が“龍爪”に関わっていることを知り愕然とする。
©1995 KADOKAWA
監督:三池崇史
出演:椎名桔平、田口トモロヲ、大杉漣、平泉成
提供:KADOKAWA
<解説>
麻薬、殺人、臓器売買、なんでもありの三池崇史監督のパワーが炸裂する1995年の作品。低予算の作品ではありながら、台湾ロケも敢行し、劇場デビュー作にしてそのスケール感は並居る大作を凌ぐものになっている。その後三池監督は、村上龍の同名小説を映画化した『オーディション』(99)がロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞すると、特に海外で絶賛を受け、一躍国際的な映画監督となる。『クローズZERO』シリーズや『土竜の唄』シリーズのようなメガヒット作品を生み出しながら、カンヌ映画祭とヴェネツィア国際映画祭で二度ずつコンペティション部門に招待されるなど、日本では数少ない、国内外で高く評価される巨匠監督の一人である。最新作の『初恋』(19)も、今年のカンヌ映画祭監督週間に招待された。
監督:三池崇史
1960年生まれ、大阪府八尾市出身。主な代表作には、『クローズZERO』シリーズ(07,09)、『悪の教典』(12)、『土竜の唄』シリーズ(14,16)、『ラプラスの魔女』(18)などがある。最新作の『初恋』(19)はカンヌ映画祭監督週間に選出。今年の本映画祭では国際コンペティションの審査委員長を務める。