アニメーションコンペティション部門
アニメーション(合計93分)
Birth-つむぐいのち/ Candy.zip/だいじょうぶ。/I think you're a little confused/ ももちゃんのねこ/竹田駅メモリーズ/THE ANCESTOR/The Interpreter/デキモン/白の故郷/
※順不同
7.16(日)11:00
7.16(日)12:50
7.17(月・祝)11:00
7.21(金)17:00
Birth-つむぐいのち/Birth-Weaving Life
<2015年/日本/19分>
つながっていく、いのちの誕生と不思議。実写では取上げづらい出産を題材に描いたドキュメンタリーアニメーション。女性3人の実体験を3人のアニメーション作家がそれぞれの技法で映像化している。
©Child Pokke
監督:荒井知恵
手描きアニメーター、イラストレーター。アニメーションプロダクションに勤務後、2002年よりフリーランス。仕事の傍ら、フリップブック、絵本、映像などを気ままに製作、発表を続ける。
監督:こぐまあつこ
アニメーション作家。主にTVCM、ビデオなどのアニメーションの企画・演出・制作を手掛けるほか、人形制作・イラストレーションなどでも活躍。子どもたちを対象にしたワークショップ・講演など、アニメーション芸術の普及、振興にも努めている。
監督:若見ありさ
アニメーション作家。赤ちゃんをコマ撮りした『blessing』(11)や砂絵アニメーション作品を制作。子どもたちが監督になるアニメーションワークショップや、貝や羊毛などさまざまな素材を用いたワークショップを美術館や児童館などで取り組んでいる。Child Pokke代表。
Candy.zip/Candy.zip
<2017年/日本/4分>
上司から一向に評価されない会社員のアオコ。ある時、アオコは自分の書類を同僚がすり替えている現場を目撃し、飴に姿を変えられてしまう。プラバンをキャンディーのように見せる工夫を凝らし、可愛らしい空間を演出している。
© 2017 Tomoki MISATO / Tokyo University of the Arts
監督:見里朝希
1992年東京都生まれ。2016年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業。現在、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻に在学中。
だいじょうぶ。/DAIZYOUBU.
<2016年/日本/11分>
ミユキは人と関わることが苦手な女の子。心を許せるのは、心の中の友達・テチテチくんだけ。そんなミユキが体験する、小さな出会いの物語。淡い色使いにより、どこか懐かしく、爽やかな雰囲気を生み出している。
© DAIZYOUBU.
監督:石井章詠
埼玉県出身。小学5年生の時にアニメーション制作に興味を持つ。京都精華大学に入学後、一回生時に自主制作したアニメーションが大阪CMアワードにて優秀賞を受賞。その後も自主制作を続け、本作を卒業制作として大学を卒業。現在はアニメーション制作会社に在籍。
I think you're a little confused/I Think You're a Little Confused
<2016年/日本/8分>
ある日、血入り腸詰は手紙に誘われて、友だちの肝臓入り腸詰の家へ遊びに行くことに…。ある童話を原案に、シュールでダークな世界を、緻密な表現でどこか可愛げに描く、海外でも評価の高いストップモーションアニメーション。
©Iku Ogawa
監督:小川育
東京都出身。アニメーション、イラストレーション、立体造形制作などを行う。現在はアニメーション制作会社に在籍。
ももちゃんのねこ/Momo and Her Cat
<2016年/日本/10分>
ももちゃんと猫のみゅうは、友だちであり、かけがえのない大切な家族。しかし、みゅうはももちゃんよりもずっと早く年老いていく…。猫と出会った少女の成長を、愛情溢れる柔らかいタッチで描いた、心温まる掌編。
© Shogakukan Inc.2016 All rights reserved.
監督:今林由佳
東京藝術大学油画学専攻卒業、同大学大学院アニメーション専攻修了。アニメーション監督・イラストレーター。NHK「おかあさんといっしょ」、「みんなのうた」、「NHKスペシャル」、「ETV特集」、「旅するドイツ語」など、さまざまな年齢層に向けた番組のアニメパートを担当。
竹田駅メモリーズ/Takeda Station Memories
<2016年/日本/4分>
幼い頃、母とよく行った竹田駅が閉鎖された。しみ子は、供養のために駅の仏壇を立て、駅をもう一度見るため公園のゾウの乗り物を呼び出す。監督自身が利用していた竹田駅への想いを、ポップな映像で綴った作品。
©HamamuraMichika
監督:浜村満果
2017年3月京都精華大学卒業。アニメーション、漫画、イラストなどを制作し、2016年には京都にて個展を開催。
THE ANCESTOR/The Ancestor
<2017年/日本/18分>
ある男が誰かに呼ばれる声がして目が覚めると、目の前には一人の青年がいた。そこは3022年の未来。自分の子孫に、悩み事の相談役として召喚されたのだった。痛烈なブラック・ユーモアを不思議な世界観で描く手描きアニメーション。
©2017 Seiji O’Hara
監督:小原正至
数々の映画作品を制作、アニメーションでは手書きのスタイルをとり、近年では短編アニメーション『檻の中のギング』(13)がロシアの映画祭で表現賞を受賞。現在、次回作を制作中。
The Interpreter/The Interpreter
<2015年/イギリス/7分>
英国ダービー州が工業都市として繁栄してきた歴史と、その土地にまつわる伝説や物語。ロンドン在住の日本人監督が、古いエッチングや写真、タロットなどを素材にして、コラージュ技法による複雑なレイヤーを表現した作品。
©Noriko Okaku
監督:尾角典子
アートカレッジ・ロンドンのチェルシー大学でファインアートメディア学士、ロイヤルカレッジオブアートでアニメーション修士を学ぶ。2009年独立、以来アニメーションを基軸に短編やオーディオ・ビジュアルパフォーマンス作品を作り続ける。
デキモン/The Outgrowth
<2017年/日本/6分>
女が鏡を見ると額に小さなデキモノがあった。ある日、月が破裂して無くなる。一緒に暮らす男、道端の犬は女を見ている。デキモノはどんどん大きくなっていく…。奇抜な展開を色鉛筆の素朴な線が際立たせる。
©Onohana / gin_nan ni ame
監督:森永大貴
1992年熊本県生まれ。2016年東京藝術大学デザイン科卒業。2017年現在、東京藝術大学院映像研究科アニメーション専攻在籍中。
白の故郷/White Home Town
<2017年/日本/6分>
生かす存在と生かされる存在。命は皆、誰かに生かされて今ここにある。無償の愛を注ごうとするヒツジと、それを拒む不器用なオオカミの交流を、工芸品のような繊細さで描くストップモーションアニメーション。
©Yuki Ohgita
監督:扇田優紀
1993年東京都生まれ。2017年多摩美術大学卒業。