長編コンペティション部門
愛せない息子/Handle with Care◊アジアン・プレミア◊
7.17(月・祝)14:00
7.20(木)17:30
<2017年/ノルウェー/103分>
異国から来た養子の息子。
男に父性という名の愛情は生まれるのか?
妻を亡くしたばかりのヒェーティルは、妻が生きていた頃に迎えた養子のダニエルが一向に懐いてくれず手を焼いていた。そこで、ダニエルの実母を探すため、二人でコロンビアへと向かうことにする。
©Norsk Filmdistribusjon / Motlys
監督:アーリル・アンドレーセン
出演:クリストッフェル・ヨーネル、クリストッフェル・ベック、マーロン・モレノ、エレン・ドリット・ペーテシェン
<解説>
亡き妻が愛した養子の息子を連れて、息子の実母を探すためノルウェーからコロンビアにやって来た男。自分に懐かない息子を返してしまうか、亡き妻のためにも本当の父親になる決意をするのか、父性をテーマにしたスリリングな本作は、今年のヨーテボリ国際映画祭でワールド・プレミアされ、本映画祭がアジアン・プレミアとなる。アーリル・アンドレーセン監督は、初長編作品『The Liverpool Goalie』(10)がベルリン国際映画祭ジェネレーションKプラス部門の最高賞クリスタル・ベア賞を、ニ作目の『The Orheim Company』(12)がヨーテボリ国際映画祭ノルディック映画コンペティション部門の作品賞を受賞した実力派。葛藤する父を演じた主演のクリストッフェル・ヨーネルは、『レヴェナント:蘇えりし者』(15)にも出演するノルウェーの人気スターである。
監督:アーリル・アンドレーセン
ノルウェー生まれ。短編『Mary』(99)を監督したほか、ミニTVシリーズ「The Boys」(06)を監督。このシリーズはノルウェー作品として初めて米エミー賞にノミネートされた。ティーンコメディ『The Liverpool Goalie』(10)で長編監督デビュー。ベルリン国際映画祭のジェネレーションKプラス部門で上映され、最優秀作品にあたるクリスタル・ベア賞を受賞した。本作は3作目にあたる。