長編コンペティション部門
父の足あと/On the Trail of My Father◊ジャパン・プレミア◊
7.18(火)17:30
7.22(土)14:00
<2016年/イタリア/92分>
父の背中が教えてくれた―。
壮大な自然を舞台に描かれる少年の成長。
1950年代。北イタリアの小さな山村で、凶暴な熊に家畜が襲われる事件が発生する。村の鼻つまみ者の男が、名誉挽回のため熊を仕留めに山に入る。それを知った息子のドメニコも、父の後を追って山に向かう。
©Jolefilm s.r.l.
監督:マルコ・セガート
出演:レオナルド・メイソン、マルコ・パオリーニ、ルチア・マッシノ、パオロ・ピエルボン
<解説>
1950年代の北イタリアを舞台に、村の家畜を襲う凶暴な熊を仕留めに山に入った父を追う息子を通して、父子の絆、そして少年の成長を描いた本作は、2016年のモントリオール世界映画祭コンペティション部門、釜山国際映画祭などに招待された。ドキュメンタリーも手掛けるマルコ・セガート監督は、2012年のドキュメンタリー作品『L'uomo Che Amava Il Cinema』が同年のヴェネツィア国際映画祭ヴェニス・デイズで上映されている。また、第86回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督の『グレート・ビューティー 追憶のローマ』(13)や、『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』(08)にも撮影スタッフとして参加したダリア・アントニオが撮る、アルプスの壮大な自然のイメージも本作の大きな見どころとなっている。
監督:マルコ・セガート
1973年イタリア生まれ。イタリアのパドヴァ大学で文学を学んだ後、ミラノの映画学校でドキュメンタリー制作を学ぶ。助監督としてカルロ・マッツァクラーティ監督『まなざしの長さをはかって』(07)に参加。制作会社 Jolefilmで、ドキュメンタリー作品『Ci Resta Il Nome』(07)や『Via Anelli』(08)を監督。ほかにもベネチア国際映画祭で上映された『L'uomo Che Amava Il Cinema』(12)がある。