長編コンペティション部門
喪が明ける日に/One Week and a Day◊ジャパン・プレミア◊
7.17(月・祝)10:30
7.20(木)14:30
<2016年/イスラエル/98分>
喪の最終日とその翌日の二日間。
息子を失った夫婦の悲嘆と再生を描く感動作。
ユダヤ教の喪「シヴァ」。息子を亡くしたエヤルとヴィッキー夫妻が、その最後の日を迎える。妻は早く夫に日常の生活に戻ってもらいたいと考えていたが、夫は息子に処方された医療用大麻で憂さを晴らしていた。
©Moshe Mishali
監督:アサフ・ポロンスキー
出演:シャイ・アヴィヴィ、エヴゲニア・ドディナ、トメル・カポン、アロナ・シャウロフ
<解説>
本作はユダヤ教の喪「シヴァ」を題材に、息子を亡くした夫婦の悲しみと再生を、どこかユーモラスさを交えながら静かに映し出した良質な人間ドラマ。アメリカ生まれ、イスラエル育ちのアサフ・ポロンスキー監督は、高校で映画制作を学び、これまでに発表した3作の短編で、若くして既に国内外で注目を浴びていた。初長編となる本作は、2016年のカンヌ国際映画祭国際批評家週間でワールド・プレミアされ、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭、AFI映画祭などに招待されたほか、イスラエル映画祭・イスラエル映画コンペティション部門で作品賞、第一回監督作品賞、脚本賞、国際批評家連盟賞を受賞。またイスラエル映画アカデミー賞でも最優秀助演男優賞を含む7部門でノミネートされた。主演のシャイ・アヴィヴィは、日本ではNetflixで配信されている『アトミック ファラフェル』(15)でも主演を務める本国の人気俳優である。
監督:アサフ・ポロンスキー
1983年アメリカ、ワシントン生まれ。イスラエルで育ち、短編作品『Zipper』(08)と『In Bed at 10PM』(10)を監督した。アメリカン・フィルム・インスティチュートの監督コースに参加し、卒業制作にあたる短編『Samnang』(13)がニューヨーク映画祭にて上映されたほか、数々の国際映画祭で賞を受賞。本作は長編デビュー作となる。