長編コンペティション部門
殺し屋狂騒曲/Bravo, Virtuoso!◊アジアン・プレミア◊
7.16(日)17:00
7.19(水)11:00
<2016年/フランス、アルメニア、ベルギー/92分>
拾った携帯にかかってきたのは殺しの依頼!?
アルメニア発クライム・コメディ。
クラリネット奏者のアリクは、ある事件がもとで楽団の資金繰りに奔走していた。ある日、拾った携帯にかかってきた電話に従うと、そこには札束と、一丁の銃が。さらに謎の美女が彼に話しかけてきた。
©Agat Films & Cie, Seppia, Orange Studio, HK Productions, Artémis Productions and BCOH 2016
監督:レヴォン・ミナスィアン
出演:サンヴェル・タテヴォスィアン、マリア・アフメトジャノワ、ヴレジュ・ハコビアン、ルドルフ・ゲヴォンディアン、アルマン・ナヴァルサディアン、アラム・カラハニアン、マヌク・ハフヴェルディアン、ムクルティチ・アルズマニアン
<解説>
アルメニア生まれのレヴォン・ミナスィアン監督は、本国では俳優として活動していた。その後、フランスの大学で映画を学び、パリを拠点に監督・脚本家として多くの短編作品を制作した。中でも2011年制作の『The Piano』は、短編映画祭の最高峰、クレルモンフェラン国際短編映画祭のフランス映画コンペティション部門でスペシャル・メンションを受賞している。初の長編作品となる本作は、偶然携帯を拾ったことから殺し屋になりすますはめになる男を描いた、クライム・サスペンス、コメディ、ラブ・ストーリーを融合させた野心作で、そのスタイリッシュな映像とリズミカルな編集に、監督の確かな演出力を感じさせる。アルメニア映画は本映画祭では初ノミネートとなり、今回の上映がアジアン・プレミアにあたる。
監督:レヴォン・ミナスィアン
アルメニア共和国生まれ。エレバンの演劇学校で学ぶ。その後、ギュムリの国立劇場で俳優として活動する。1996年にパリ大学にて博士号を修得。フランスの制作会社が製作した短編などを監督している。