長編コンペティション部門
Noise/Noise松本優作監督インタビューはこちら>>
7.19(水)17:00
7.22(土)11:00
<2017年/日本/124分>
傷つき、傷つけ合う者たち―。
混沌の街に、現代の日本が浮かび上がる群像劇。
秋葉原無差別殺傷事件から8年。事件で母親を殺された地下アイドル、家出して秋葉原で生きようとする女子高生、日々の苛立ちを秋葉原の街にぶつける配達員の青年。それぞれが皆、この街で苦悩し葛藤していた。
©2017「Noise」製作委員会
監督:松本優作
出演:篠崎こころ、安城うらら、鈴木宏侑、岸建太朗、仁科貴、小橋賢児、布施博
<解説>
秋葉原の街で、もがき、葛藤する人々を描いた骨太のドラマを監督したのは、弱冠24歳の新星、松本優作監督。多くの登場人物を丁寧に結びつけていくその手腕は、新人とは思えないほど完成している。また本作は、群像劇ならではの俳優陣の魅力にも溢れている。主要人物である二人の少女を演じるのは、アイドルユニット「プティパ」の篠崎こころとアイドルグループ「オトメブレイブ」の安城うらら。それぞれ難役を体当たりで演じている。二人を取り巻く大人たちを演じるのは、布施博、仁科貴らベテランに加え、「ちゅらさん」(01~07:NHK)などの小橋賢児。初監督作『DON’T STOP!』(11)で2011年の本映画祭長編部門SKIPシティアワードを受賞するなど、映画監督としても活動する小橋賢児は、本作では重要な役どころで強い印象を残している。また2010年の本映画祭長編部門にノミネートした『未来の記録』(10)の監督・岸建太朗がが篠崎こころの父親役と撮影監督を務めている。
監督:松本優作
1992年生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪、放送•映画学科の卒業制作『明日なき空を背に』(13)が同学科2013年度奨励賞に選ばれ、複数の映画祭で上映された。映像制作会社に入社後、DVDシネマ「彼女が彼女を愛した時」を監督し弱冠21歳で商業監督デビュー。その後も映画やTV、CM、PVなど数々の作品に携わり、2015年7月に独立。現在はExtremeVRのチーフディレクターとしてライブイベントのVR配信などを担当。本作が劇場長編映画デビューとなる。