長編コンペティション部門
三尺魂/3ft Ball & Souls◊ワールド・プレミア◊
加藤悦生監督インタビューはこちら>>
7.19(水)10:30
7.22(土)14:30
<2017年/日本/93分>
人生って打上花火のようなもの?
時を超えて展開する涙の人間模様。
巨大な花火を使った集団自殺のため集まった4人の男女。だが何故か爆発の度に集合前の時間に戻ってしまう。メンバーの一人が未来ある女子高生なのが原因と考えた残りの3人は、彼女に自殺をやめるよう説得するが…。
©三尺魂2017
監督:加藤悦生
出演:村上穂乃佳、木ノ本嶺浩、辻しのぶ、津田寛治
<解説>
加藤悦生監督は10代の終わりに観た森田芳光監督の『家族ゲーム』(83)に影響を受けて映画の道を志し、現在はフリーランスとしてTV、CM、VPの映像演出を手掛けている。引き籠りと強盗を題材にした長編デビュー作『PLASTIC CRIME』(13)は、2014年の本映画祭長編部門にノミネートしており、引き籠りという社会問題を扱いながらもエンターテインメントに仕上げ好評を博した。長編第二作にあたる本作も、集団自殺というシリアスな設定を描きながら笑えて泣けるドラマに仕上がっており、前作に続き監督の手腕を感じさせる作品となっている。また、津田寛治、辻しのぶといった演技派の俳優たちを相手に、ヒロイン・希子を演じたのは、『リアル鬼ごっこ』(15)、『人狼ゲーム クレイジーフォックス』(15)などに出演する村上穂乃佳。本映画祭がワールド・プレミアとなる。
監督:加藤悦生
東京都出身。千代田工科芸術専門学校映画科卒業後、TV番組、CM、VPなどの制作に従事する傍ら、2013年に自主制作した長編映画『PLASTIC CRIME』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014にノミネート。本作も自主制作体制による長編二本目となる。